去就注目の吉田麻也、大幅な減俸の可能性も 来季もイタリア挑戦継続か

19-20シーズンの後半戦はサンプドリアでプレイしていた吉田 photo/Getty Images

サンプドリアと新契約締結間近

来季の所属先が不透明となっていた日本代表DF吉田麻也だが、引き続きセリエAのサンプドリアでプレイする可能性が高そうだ。

現在31歳の吉田は今季、サウサンプトン(プレミアリーグ)で8年目のシーズンを迎えたが、序盤戦からなかなか思うような出場機会を得られず。こういった状況もあり、出場機会を求めて今冬の移籍市場で新たな挑戦を決断。半年間のレンタルでサンプドリアへ加入した。

新天地イタリアでの最初の1ヶ月間は出場機会を得られなかった吉田だが、3月に行われたヴェローナ戦(第26節)でセリエAデビューを果たすと、それ以降は主力としてプレイし、チームの1部残留に貢献。7月のユヴェントス戦では敗れはしたものの、ゴールライン際で相手のシュートをブロックするなど絶対王者を相手に存在感を放ち、多くのイタリアメディアから高い評価を得ていた。

そこで気になるのが吉田の去就。レンタル元であったサウサンプトンとの契約は6月30日に満了を迎えており、7月頭に吉田本人も退団することになったことをSNSで報告していた。そのため、選択肢としては新型コロナウイルスによるリーグ中断の影響で、8月末まで契約期間が延長されていたサンプドリアと新たな契約を結ぶか、もしくは新たな所属先を探すかだ。

今季終了後のインタビューで吉田は「今後のことはわからない。これからクラブと話を進める」と述べていた。ただ、どうやら前者になりそうだ。伊『calcionews24』によると、吉田はサンプドリアでの旅を続けるために、大幅な減俸も受け入れる構えでいるようで、2022年までとなる2年間の契約締結に大きく近づいているとのこと。130万ユーロ(約1億6400万円)だったとされる年俸が、100万ユーロ(1億2600万円)を下回る可能性もあるという。

吉田は戦いの舞台をイタリアへ移してからわずか半年だが、先日長友もベタ褒めするほどの流暢なイタリア語を披露。その適応能力の高さを証明して見せた。もし来季もイタリアでプレイすることとなれば、さらなる活躍に期待できるのではないだろうか。

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