即戦力としてカウントするのは危険 アーセナルは19歳に時間を与えるべし

今夏アーセナルに合流するサリバ photo/Getty Images

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じっくりチームに適応させるべきか

若き逸材DFが加わることによって、来季から長年課題とされてきたアーセナルの守備は改善されるのか。ファンが気になるトピックの一つとして、これは最上位に位置すると言ってもいいだろう。2019-20シーズンに「48」もの失点を喫しているガナーズだけに、来季から合流する19歳DFウィリアム・サリバにかかる期待は大きい。

その実力は欧州でプレイする若手DFの中でもトップクラスと評判のサリバ。昨夏このヤングタレントを確保した時から、ファンは合流の日を待ちわびていたはずだ。とはいえ、まだ19歳の若者に大きな期待をかけすぎるのもどうなのか。そう心配するのはクラブOBのマーティン・キーオン氏だ。同氏はサリバがいくら才能に恵まれた選手といえど、まだ経験の浅い彼がすぐチームにフィットするのは難しいはずだと英『The Independent』へ次のように語る。

「サリバには間違いなくプレッシャーがかかるだろう。アーセナルが昨夏きちんとお金を払って素直に彼を連れてきていたならば、それはサリバにとっても幸せなことだったかもしれない。だが彼はまだ若く、それほど多くプロでの経験を持っていない選手だ。そんな状況で長年守備陣が安定しないアーセナルに放り込まれることになる。私はそれほど順調にことは運ばない気がしているよ。チームに組み込まれてから適応できるまでは少し時間がかかる可能性が高いと思う」
どれほど能力が高くても、サリバに期待しすぎるのは危険と主張したキーオン氏。アーセナルにとっては念願の若き大型センターバックだが、やはりそれなりの時間は必要か。開幕からの大ブレイクに期待しているファンも多いかもしれないが、アーセナルはじっくりとこの大きな才能を磨き上げたいところだ。

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