目指すのはあくまでもプレミア制覇 アーセナルが狙う“8位”からの大逆襲

2019-20シーズンの終盤に力を見せたアーセナル photo/Getty Images

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アルテタ監督は優勝する気満々

今季はまさかの8位でプレミアリーグをフィニッシュすることとなったアーセナル。21世紀に入ってからトップ6から一度も漏れたことのなかった名門だが、2019-20シーズンはかなりの屈辱を味わうこととなっている。やはり来季もトップ4入りは厳しいのか。ここ数年のアーセナルを見て、開幕前に毎回そんなことを思ってしまうファンも少なくないだろう。

しかし、2020-21シーズンはついに名門復活となるのだろうか。今季途中から就任したミケル・アルテタ監督の下で、アーセナルはかつての影響力を取り戻し始めている。就任当初こそ引き分けが多かった同監督だが、時を経るにつれて勝利数は目に見えて増えた。2019-20シーズン最後の公式戦10試合における戦績は7勝1分2敗。その中ではリヴァプールやマンチェスター・シティ、チェルシーといった上位クラブからも勝利を掴み取っている。

この調子を継続できるならば、来季トップ4入りも夢ではないか。何年か苦しい時期を過ごしてきたが、ようやくガナーズに光が見えてきた。しかし、指揮官はそれだけで満足する気はないようだ。あくまでも目指すのはリーグ制覇だと、アルテタ監督は来季の目標を次のように語っている。英『Daily Mirror』が伝えた。
「我々は来季、間違いなくトップにチャレンジするつもりさ。ウィリアンという素晴らしい選手も手に入れたことだしね。彼はチームに特別なクオリティをもたらしてくれるはずだ。今後の移籍市場における動きも見てみよう。現時点では市場全体としてかなりスローペースだが、マーケットが閉じるまでの間には多くのことが起こるはずだ」

「今季の戦いぶりは、我々が上位チームにも対抗できるチームということを証明した。その事実は我々に大きな自信を与えてくれたよ。シティとチェルシーに勝利したことで、どうすれば試合に勝てるのかもある程度見えてきたところだ。あの勝利こそ、チームが信念ある集団に生まれ変わった瞬間だったと思うよ」

2020-21シーズンに向けて強気の目標を設定したアルテタ監督。まだ移籍市場はこれからだが、現段階でも指揮官は自分のチームに相当な自信を持っているようだ。8位からの大逆襲を狙う来季のアーセナル。はたして、彼らはどこまでその順位を回復することができるのだろうか。名門復活を待ちわびているサッカーファンも多いはずだ。

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