レ・ブルーに“ビーストDF”入ってきた 圧巻の身体能力でFWねじ伏せる男

ライプツィヒのウパメカノ photo/Getty Images

ブンデスリーガで実力は証明済み

ついに期待のセンターバックがA代表に入ってきた。

多くの優秀な若手センターバックを抱えるフランス代表は、9月に行われるUEFAネーションズリーグへ向けた代表メンバーにライプツィヒDFダヨ・ウパメカノを加えてきた。

21歳のウパメカノは今世界で最も注目されている若手センターバックの1人であり、能力から考えればフランス代表入りは当然だ。今まで召集されてこなかったことの方が不思議と言えよう。

代表監督のディディエ・デシャンも「彼は我々が長く追いかけてきた選手だ」とコメントしており、ようやく召集されたかとの感想を抱いたサッカーファンは多いはず。

ブンデスリーガ公式もウパメカノには代表へ召集されるだけの価値があると紹介しているが、その身体能力は特別だ。

186cmと超大柄な選手というわけではないが、今季のブンデスリーガでは33.7km/hのトップスピードを記録。広範囲をカバーできる現代的なセンターバックであり、センターバックとしては十分すぎるスピードがある。

さらにセンターバックながら今季は46回のドリブルを成功させており、これはバイエルンのダビド・アラバやジェローム・ボアテング、ドルトムントのマッツ・フンメルスらよりも多い。ボールを運べることも強みの1つだ。

ロングパス成功数も107本記録しており、こちらもボアテング の92本、アラバの103本を上回っているという。

ライプツィヒを指揮するユリアン・ナーゲルスマンはウパメカノのことを「獣と呼んでいる」と表現していたが、この身体能力にピッタリな言葉かもしれない。

フランス代表の最終ラインを長く統率していける実力者のはずで、早く青のユニフォームに袖を通したビーストの姿が見てみたいものだ。

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