ピルロ・ユーヴェで始まる“中盤改革” ガラリと若返るアグレッシブMF体制へ

シャルケから加わるマッケニー photo/Getty Images

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新シーズンは若い構成に

アンドレア・ピルロが指揮官に就任したユヴェントスでは新たなストライカーを追加するのではないかとの話題が続いていたが、その間に着々と進んでいたのが中盤改革だ。

33歳のMFサミ・ケディラはピルロの構想から外れたとされており、同じく33歳のMFブレーズ・マテュイディは今夏にアメリカのインテル・マイアミへ移籍することが決定。

さらに30歳のMFミラレム・ピャニッチは、MFアルトゥール・メロとのトレードでバルセロナへ向かうことが決まっていた。
2019-20シーズンの開幕戦でスタメンを務めていた3人が一気に抜けることになり、ユヴェントスの中盤は若返りへと舵を切った。

バルセロナからやってくるアルトゥールは24歳、着実に伸びているMFロドリゴ・ベンタンクールは23歳、テクニックのあるアドリエン・ラビオは25歳。

そして、シャルケから買取オプション付きのレンタルで加わることになったのが22歳のアメリカ人MFウェストン・マッケニーだ。

マッケニーはまだ足下の技術に課題を残すかもしれないが、ユヴェントスの中盤にダイナミズムをプラスする存在になると期待されている。

ボールを奪い返すうえで貴重な戦力となるはずで、『90min』はシャルケでもドリブラーに簡単な突破を許すことはなかったと守備面を評価している。

ピャニッチ、ケディラ、マテュイディのトリオはダイナミズムやフレッシュさが失われてきていたかもしれないが、それが一気に若返ることになる。

完璧にフィットするかは分からないが、ピルロ・ユーヴェの改革は中盤からスタートしている。彼らをどう組み合わせていくのかピルロの手腕が楽しみだ。

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