“ネクスト・ピルロ”の争奪戦がついに決着 制したクラブは……

イタリア期待の若手トナーリ photo/Getty Images

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かつてピルロもプレイしたミランへ

イタリアの将来を担うと期待の若手MFサンドロ・トナーリの争奪戦は、どうやらACミランが制したようだ。

2000年生まれの20歳で、ブレシアの下部組織で育ったトナーリ。2017年に17歳ながらトップチームデビューを飾ると、1年目からセリエBの最優秀若手選手賞を受賞し、翌シーズンにはブレシアのセリエB優勝とセリエA昇格に大きく貢献した。自身初のトップカテゴリー挑戦となった2019-20シーズンも、チームは19位に終わったが、トナーリは違いを見せつけており、リーグ戦35試合に出場して1ゴール7アシストを記録。昨年10月にはイタリア代表デビューを果たしている。

この若き逸材はブレシアの下部組織で育った経歴に加え、レジスタとしてプレイすることが多く、“ネクスト・ピルロ”とも期待される。これまでも多くのクラブが興味を示してきたが、セリエAでもプレイできることを証明したことで、争奪戦が激化。ユヴェントスやインテル、ミランといった国内クラブはじめ、バルセロナやパリ・サンジェルマンなど、国外のビッグクラブも関心を寄せていることが報じられていた。ついに決着がついたようだ。
伊『Gazzetta dello Sport』など複数の伊メディアが一斉に「ミランがトナーリを獲得することでブレシアとクラブ間合意に至った」と報じたのだ。契約内容は1000万ユーロのレンタル移籍で、2000万ユーロ前後で行使することができる買取オプションが組み込まれている模様。これは以前インテルが提示したとされる総額3500万ユーロのオファーを下回る金額だが、本人の強い希望もありミラン行きが決まったという。

近日中にも、トナーリのミラン加入が正式発表されるかもしれない。同選手は大先輩のピルロのように、ミランで輝かしいキャリアを築くことができるのか。

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