熊谷紗希が示した万能性 今季女子CLでのスタッツが凄かった[映像アリ]

日本人初の“CL決勝戦ゴール”という偉業を成し遂げた熊谷 photo/Getty Images

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CL決勝で技ありミドル弾

日本女子代表(なでしこジャパン)でキャプテンを務め、2013年よりオリンピック・リヨンに在籍しているDF熊谷紗希が、2019-2020シーズンのUEFA女子チャンピオンズリーグで躍動した。

熊谷は現地時間30日に行われたチャンピオンズリーグ決勝(ヴォルフスブルク戦)に先発出場。[4-3-1-2]という布陣のアンカーポジションを務め、的確なポジショニングで自陣バイタルエリアを封鎖すると、鋭い出足でリヨンの守備を牽引。前半1分すぎに敵陣ペナルティエリア手前まで攻め上がってGK強襲のミドルシュートを放つなど、攻撃面でもチームを勢いづけた。

この果敢な攻撃参加が実を結んだのが前半43分。相手選手のクリアボールが熊谷の前にこぼれると、同選手が左足で強烈なミドルシュートを放ち、貴重な追加点を挙げた。リヨンは後半12分の失点で1点差に詰め寄られたものの、同42分にMFサラ・ビョルク・グンナルスドッティルが加点し、3-1でヴォルフスブルクに勝利。前人未踏のチャンピオンズリーグ5連覇を成し遂げている。
なでしこジャパンでは主にセンターバックを務めているものの、リヨンではアンカーポジションや2ボランチの一角として起用されることが多い熊谷。22日に行われたCL準々決勝のバイエルン・ミュンヘン戦では両軍の選手中2番目に多いインターセプト数(3回)を叩き出したほか、準決勝のパリ・サンジェルマン戦でも両軍中3番目に多いパス成功数(47本)や両軍中2位のインターセプト数(3回)を記録するなど、攻守両面において高水準のプレイを披露している(スタッツは全て『Sofa Score』より)。長きにわたり欧州最高峰の舞台でプレイし、対人守備能力とパスセンスに磨きをかけている同選手のナショナルチームにおける更なる活躍にも期待したいところだ。


【ヴォルフスブルク戦、熊谷のゴール】

参照元:Twitter


【ヴォルフスブルク対リヨン、ハイライト】

参照元:YouTube



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