[ぺこぱシュウペイ]日常にフロンターレが帰ってきた!

フロンターレとサポーターが、よりひとつになれるチャンス

フロンターレのある日常が戻ってきたことを、ホントに嬉しく思います photo/Getty Images

 約4カ月の中断期間を経て、日常にフロンターレが帰ってきました。「しっかりと準備してきたな」。「見せ場を心得てるな」。再開初戦となった鹿島戦をみたときに、そういう印象を受けました。若手の田中選手、脇坂選手が軸となり、正確なパスワークでスムーズにボールを繋いでいました。

 個人的に、田中選手や脇坂選手はこれから日本代表でも活躍するのではないかと思っています。両選手だけではなく、フロンターレには将来を期待される有望な若手が多いなと感じています。憲剛選手、悠がケガでいないなか、若手が活躍して勝利する。ホントに良いチーム作りができています。

 家長選手がドンピシャのクロスをファーサイドに送り、長谷川選手が豪快なシュートを決めた2点目も印象に残りました。とくに、長谷川選手のプレイスタイルはいまのフロンターレにマッチしていて、スタメンに定着したことで運動量、左サイドからのドリブル突破など、持ち前のプレイにますます磨きがかかっています。

 また、ソンリョン選手の存在はやっぱり大きいです。過去の日本代表×韓国代表の映像をみると、日本代表が苦戦しているのはソンリョン選手が韓国代表のGKを務めているときが多いなと気づきました。鹿島戦でも好セーブがみられました。間違いなく、いまのJリーグでナンバーワンのGKです!

 リモートマッチは普段は聞こえない選手たちの声が聞こえて新鮮でした。これからプロを目指す小学生、中学生のみなさんは、とても興味深くみたのではないでしょうか。指示の声、励ましの声、さらにはコーチングの仕方など、参考になったと思います。

 ボクが面白かったのは、選手同士がどう呼び合っているのかがわかったことです。インタビューなどでは「○○選手」という言い方をしますね。そうではないいつも呼び方が聞こえてきて、そうやって呼び合っているのか~と思い、素顔がみられた気がしました。

 ちなみに、お笑いで「無観客LIVE」は難しいです。お客さんからの返りがないとウケたかどうかわからないので、なんの感触もないまま終わってしまいます。お客さんの反応は、どんな世界でも大事です。この数カ月で、お互いがお互いに支えられていたんだなと改めて思いました。

 まだまだいろいろな制限がありますが、Jリーグはスタジアムにお客さんが帰ってきました。お互いに辛い時期を経験したいまは、フロンターレとサポーターがよりひとつになれるチャンスなのかもしれませんね!

プロフィール
シュウペイ:1987年7月16日生まれ、A型。2008年4月に相方の松陰寺太勇とお笑いコンビ「ぺこぱ」結成。M-1グランプリ2019ファイナリスト第3位。

※電子マガジンtheWORLD247号、7月15日配信の記事より転載

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