“日本史上最高級DF”冨安健洋は何でもできる Mr.ユーティリティへの可能性

ボローニャの冨安 photo/Getty Images

まさかの守備的MF案まで浮上

2019-20シーズンのセリエAにて日本のサッカーファンを驚かせたのは、ボローニャへ移籍した日本代表DF冨安健洋の引き出しの多さだった。

冨安は日本代表でセンターバックを務めている選手だが、ボローニャでは早い段階から右サイドバックを任されることに。

本職ではなかったが、初挑戦のセリエAであっさりとサイドバックをこなしてしまうのだから冨安の実力は恐ろしい。

それも守備だけでなく、攻撃面でも違いを生み出してみせた。ミラン相手にゴールまで奪っており、冨安が攻撃でもここまで違いを生み出せることに驚いたファンは多いだろう。

そんな冨安なら、中盤の守備的MFもこなせるのではないか。このような意見まで出てきた。

ボローニャで結果を出した冨安にはプレミアリーグのウェストハムも興味を示していると言われるが、英『Football Fancast』は冨安のことを「デクラン・ライスのパートナー候補」と捉えている。

ライスといえばビッグクラブからも注目を集めるイングランド代表期待の守備的MFだが、その隣に冨安が位置すればどうなるだろうか。守備力だけなら、プレミアでもトップクラスの中盤になるかもしれない。

「昨季の冨安は1試合平均1.4回のタックル、1.7回のインターセプトと印象的なアベレージを残している。仮に冨安が中盤深くにいれば、ライスをよりボックス・トゥ・ボックスとして活かせる」

同メディアはこのように冨安効果を見ている。冨安の能力ならば守備的MFもこなせるはずで、思い切って中盤起用してみるのも面白い。

日本代表では当面の間センターバックを担当していくことになるだろうが、欧州では超ユーティリティ守備職人として重宝される道もあるか。

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