ベイル&ラムジーいなくても勝てる ウェールズが目指すワンマンチームからの脱却

ブルガリア戦で決勝点を奪ったウィリアムズ photo/Getty Images

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今でも2人の実力は特別だが……

EURO2016でベスト4入りのサプライズを起こしたウェールズ代表は、FWガレス・ベイルとMFアーロン・ラムジーが中心のチームだった。

この2人はチームにとって特別な存在であり、彼らがいなければ攻撃で違いを生み出せない状況だったのだ。

しかし、クラブでの現状もあってウェールズは変わりつつある。ベイル&ラムジー中心のチームから脱却しつつあるのだ。
英『BBC』によると、アストン・ヴィラ所属でウェールズ代表のDFニール・テイラーは「僕たちは以前ほどベイルに大きくは依存していない」と語っており、4年前に比べてベイルの存在感は少しばかり薄くなっている。

ウェールズはこの9月に行われたUEFAネーションズリーグで2連勝のスタートを切った。フィンランド代表に1-0、そしてブルガリア代表に1-0だ。

今回はラムジーが不在で、ベイルも得点を決めていない。EURO2020予選でもベイルは2得点止まりだったが、これは最前線を務める196cmのFWキーファー・ムーアと同じ数字だ。

ムーアは今回のフィンランド戦でも得点を記録しており、今の代表において特別な存在となりつつある。

もちろんベイルの左足や高さが大きな武器になるのは間違いない。しかし、ベイルもクラブできっちりとアピールしておかなければ立場は危ういかもしれない。

それはラムジーも同じだ。今回のフィンランド戦ではマンチェスター・ユナイテッドの19歳MFディラン・レヴィットもフル出場を果たすなど、中盤にも若い選手は続々と入ってきている。

ベイルとラムジーがいないとどうにもならなかった4年前から、ウェールズは着実に力をつけている。2人に頼らずともEURO2020で上位進出を。ベイルとラムジーの状況が不透明な今、依存からの脱却がウェールズのメインテーマか。

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