チェルシーの守護神は本当に大丈夫なのか 今季も漂う低調の予感

チェルシーのケパ photo/Getty Imgaes

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失点は防げたはずとの意見が殺到

結局、チェルシーのGKチョイスは未だ問題のままなのだろうか。現地時間14日に行われたプレミアリーグ開幕節のブライトン戦、スペイン代表GKケパ・アリサバラガのパフォーマンスにはまたも疑問が残ることとなってしまった。

この試合、ブライトンに押し込まれる場面が目立ちながらも、DFリース・ジェイムズのスーパーゴールなどでなんとか3-1での勝利を掴んだチェルシー。しかし、現地では唯一喫した失点がどうにもこの先に不安を感じさせるような内容だったとの声が上がっているのだ。

1-0で迎えた後半開始から間もない54分、ペナルティエリア外からブライトンFWレアンドロ・トロサールが左足でのミドルシュートでチェルシーゴールをこじ開けた場面。このシーンでのケパの動きには確かに疑問が残る。強烈なシュートだったのは間違いないが、ボールは倒れ込みながらセーブを試みた彼の腕の下を通ってゴールに突き刺さっているのだ。追いついていたのにセーブできなかった。現地のファンはこのケパのプレイをそう評価している。
そして、これには英『BT Sport』で解説を務める元マンチェスター・ユナイテッドのガリー・ネビル氏もお怒りの様子。同氏は「あまりにお粗末」と、ケパのプレイに対して次のように厳しい意見をぶつけた。

「明らかにあのゴールはいただけない。我々はあまり彼を批判しないように努めているが、こういった失点をしている限りチェルシーにリーグ優勝のチャンスは絶対にない。本当に問題だよ。シュートはケパの腕の下を通過している。7000万ポンドのGKがするプレイじゃないね。あまりにお粗末だ」

昨季からケパの低調なパフォーマンスには批判が殺到していたが、チェルシーは今季もGKに悩まされることとなるのだろうか。試合後、フランク・ランパード監督は「ケパに満足している」と語ったが、いまだ彼のパフォーマンスが上向いてこないのは事実。ブライトン戦では“個の力”で勝ち点3を奪ったチェルシーだが、次節の相手は昨季王者のリヴァプール。1点がモノを言う試合となることが予想されるだけに、ケパは早くトップフォームを取り戻したい。

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