「イニエスタを思い出す」 プレミア屈指のテクニシャンに絶賛は止まない

アストン・ヴィラのグリーリッシュ photo/Getty Images

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昨季プレミアで評価急上昇したMF

今季イングランド・プレミアリーグでその株を上げた選手の一人として、アストン・ヴィラのMFジャック・グリーリッシュは挙げることができるだろう。チームこそ降格圏とわずか1ポイント差の17位という成績に終わったが、その中でもグリーリッシュは輝きを放った。プレミアファンに強烈なインパクトを残したことは間違いない。

今季リーグ戦でグリーリッシュが記録した被ファウル数は驚異の「167」。同スタッツのランキングで2位に入ったクリスタル・パレスFWウィルフリード・ザハでも「120」だったことを考えると、相手チームがこの男をどれだけ警戒していたかは見て取れる。先日は追加招集といえどUEFAネーションズリーグを戦うイングランド代表にも初選出され、確実に存在感は高まっている。

そんなグリーリッシュに、かつてバルセロナで活躍したテクニシャンの姿を重ねる人物がいる。アストン・ヴィラOBの元イングランド代表FWガブリエル・アグボンラホール氏は、彼のプレイに元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(現ヴィッセル神戸)と近いものを感じると、英『talkSPORT』へ次のように語っている。
「私は現役時代、何人かの素晴らしいプレイヤーと一緒に戦ってきた。しかし、その選手たちと比較してもグリーリッシュの能力はNo.1だと感じるよ。こう言えば他の選手たちは怒るかもしれないけれど、私は本当に彼のような選手を今まで見たことがない。たとえ最高のDFと対峙していようとも、彼はそこに誰もいないかのように突破してしまう。止める方法がないから、相手のDFたちは彼を蹴って止めることしかできないんだ」

「彼のプレイを見るたびに、かつてバルセロナでプレイしたアンドレス・イニエスタを思い出すよ。過大評価と言う人もいるかもしれないが、私は本気でそう思っている。イニエスタも彼も、肩を少し動かすだけで簡単にマークを外してしまうんだ」

もはやグリーリッシュを止める方法はファウルのみ。そういった圧倒的な突破力がイニエスタを彷彿とさせるとアグボンラホール氏は力説している。

アストン・ヴィラの中盤を支配する25歳のテクニシャン。はたして、彼がいずれイニエスタ級の評価を得る日はやってくるのだろうか。中堅クラブ所属ではあるものの、グリーリッシュの実力は誰もが認めるところだ。

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