パス成功率“90%”を切ったのは2シーズンだけ 怪物MFが残す驚異の数字

バイエルンのチアゴ photo/Getty Images

イングランドでの数字はどうなるか

果たしてリヴァプールの中盤はどのような構成となるのだろうか。

18日、リヴァプールはバイエルンからスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラの獲得を発表した。バイエルンでのパフォーマンスは誰もが知るところであり、リヴァプールにとって大きな戦力になるのは間違いない。

やはり最大の武器は中盤からの展開力だ。データサイト『WhoScored』によると、チアゴは2010-11シーズンよりリーグ戦全体のパス成功率が90%を切ったのはたった2回しかない。

2010-11シーズンには93.1%、2011-12シーズンは92.7%、2012-13シーズンは91.8%、バイエルンに移籍した2013-14シーズンからも91.6%と高いパス成功率を記録。2014-15、2015-16シーズンはパス成功率が88%台とやや下がったが、2016-17シーズンからは再び90%台に乗せてきている。

3冠を達成した昨季もリーグ戦では90.5%のパス成功率を記録しており、プレミアリーグにも容易に適応できるだろう。相手のプレスを回避し、的確に前線へボールを届けてくれるはずだ。

ポジション的にはインサイドハーフか、ダブルボランチの一角を務めることになるだろう。南野拓実が前線でプレイする場合は高精度のボールをチアゴから受け取ることになり、この絡みも非常に楽しみだ。

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