スアレス獲得は完全消滅 ユーヴェSDが明かした“新ストライカー”補強の現状

ユヴェントス移籍が噂されたが、今夏の実現はなさそうだ photo/Getty Images

やはりパスポート取得にかかる時間が壁に

ユヴェントスのスポーツディレクターを務めるファビオ・パラティチ氏が、噂されている今夏の補強について口を開いた。

今夏にクラブのOBであるアンドレア・ピルロを新指揮官に迎え、新たなスタートをきったユヴェントス。新体制になってからは主に新ストライカーの獲得が噂され、エディン・ジェコ(ローマ)やルイス・スアレス(バルセロナ)、アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)など、何名か候補の名前が挙がっているが、なかなか実現することができず。先日、ゴンサロ・イグアインの退団も発表されたが、獲得に至らないまま新シーズンの開幕を迎えることとなった。

そんな中、3-0で勝利を収めたサンプドリアとの開幕戦前に、伊『sky sport』などのインタビューに応じたパラティチ氏。補強の現状について次のように明かした。

「ユヴェントスはセンターフォワードを必要としている。ジェコを必要としている状況ではなく、ストライカーが必要な状況なんだ。我々は自分たちが何を望んでいるのかを理解しており、そのために慌てることなく取り組んでいる。移籍市場の猶予はまだ15日間もあり、急いではいないよ」

「ジェコだけでなく、他にも話がある。クリスティアーノ・ロナウドとパウロ・ディバラの2人に協力できるストライカーの確保のために動いているよ。現時点で、探しているストライカーはひとりだ。ターゲットはいくつかあるけど、名前に関係なく、落ち着いて話を進めるよう努めている」

ただ、バルセロナの新指揮官ロナルド・クーマンから戦力外であることが伝えられ、一時はユヴェントス加入が間近と報道されたスアレスの獲得に関しては完全否定した。やはり報道されていた通り、イタリアのパスポート発行に時間ががかることが、壁となったようだ。

「スアレスに関しては、リストから削除することができるよ。パスポートの取得にかかる時間が、移籍の期限やチャンピオンズリーグの登録リストの提出時期より長くなってしまうからね。我々はスアレスとのオプションを検討してきた。それは彼がイタリアの市民権を獲得する過程にあり、遅れることなく登録する可能性を評価していたんだ。それが可能ではないことがわかったので、本当に移籍に近づいたことはなかったよ」

はたして、ユヴェントスは移籍期間の終了までに、新たなストライカーを獲得することができるのか。今後の動向にも注目が集まる。

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