今季も“守り”の銀河系軍団に クリーンシートこそ調子のバロメーター

ゴールを奪えなかったレアル photo/Getty Images

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開幕節からスコアレスドローだったが……

リーガ・エスパニョーラ連覇を目指すレアル・マドリードは、今季のリーグ開幕節からレアル・ソシエダとスコアレスドローで終えてしまった。

勝ち点3を獲得できなかったのは残念だが、こうした結果は予想しやすいものだった。エデン・アザールが本調子になっていない今、レアルの攻撃陣は昨季からほとんど強化されていないからだ。相変わらず得点源はカリム・ベンゼマくらいで、まだまだヴィニシウス・ジュニオールとロドリゴ・ゴエスは物足りない。

昨季も攻撃には課題を抱えていたが、それを堅守で必死に支えてきたわけだ。その意味では、開幕節からクリーンシートを達成できたのはポジティブな要素と言えよう。今季も懸命に守り、少ないチャンスを得点に活かしていくようなサッカーになるかもしれない。
スペイン『MARCA』によると、GKティボー・クルトワもこの結果を楽観視している。いつかゴールは生まれるものと信じているのだ。

「僕たちがゴールを奪えることはプレシーズンでも分かったと思う。ただ、時に得点を奪えないこともある。多くゴールを奪えない場合でも、僕たちは失点しないようオーガナイズしておかないといけない。僕たちはいつだってトッププレイヤーを抱えているんだ。カリムは得点を決める。今日はなかったけど、それでもクリーンシートの継続は重要なことだし、ロックダウン後のプレイを続けないとね」

今季もレアルのテーマは「守備」となるのか。最終ラインはクルトワを含め、ダニエル・カルバハル、ラファエル・ヴァラン、セルヒオ・ラモス、フェルランド・メンディとお馴染みの面子が並ぶ。この最終ラインは今のレアルで最も信頼できるエリアだ。

1-0のようなゲームも増えるかもしれないが、それが今のレアルらしさだ。クリーンシートを継続できているかどうかが調子のバロメーターとなるのだろう。

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