ローマの守備強化は止まらない 最終ラインに頼れる男の帰還はあるか

チェルシーのリュディガー photo/Getty Images

かつて守備陣の中心に君臨した男

“永遠の都”に頼れる男が帰ってくるかもしれない。昨季最終ラインの要として大車輪の活躍を披露したDFクリス・スモーリングの完全移籍交渉が停滞しているASローマだが、その代役として彼らは2017年夏に一度チームを離れたセンターバックの復帰を計画しているという。

今夏ローマはエラス・ヴェローナから期待の新鋭DFマラシュ・クンブラを獲得したものの、最終ラインのさらなる強化は急務の問題となっている。スモーリングの交渉が長期化していることもあり、一刻も早く一線級のセンターバックを確保することは彼らにとって最優先の課題だ。

そんな中で、ローマが目をつけたのがチェルシーに所属するドイツ代表DFアントニオ・リュディガーだという。現在は度重なる怪我の影響などにより、フランク・ランパード監督率いるブルーズで出場機会に苦しむ同選手。しかし、怪我さえ癒えればまだ彼は欧州でも屈指のセンターバックとして活躍できるはずとローマ側は考えているようだ。

伊『calciomercato』によると、かつてジャッロロッソのユニフォームを身に纏っていたこともあって、すぐチームに馴染む可能性が高いこともローマがリュディガーを欲している大きな理由になっているという。守備の強化を図りたいローマ、出場機会を求めるリュディガー。移籍が成立となれば、双方にとって好都合な取引となるだろう。

しかし、それにあたって最大の障害となるのはリュディガーの高額なサラリー。同選手は現在チェルシーで年間400万ポンド(5億3600万円)もの給与を受け取っているとされる。だが、ローマは今夏新オーナーを迎えたこともあって、彼の獲得にGOサインはすでに出ているとこのこと。場合によってはレンタルでの獲得も考えているようだ。

チームの再建を図るべく、ローマが打ち出す次なる一手。はたして、かつてジャッロロッシの最終ラインを支えた男は、近いうちにイタリアの首都へと帰還を果たすこととなるのだろうか。復帰となれば、頼もしいことこの上ない。

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