史上最強ユニット“MSN”完全分裂の時 積み上げた364ゴールの記憶[映像アリ]

バルサに揃っていたMSN photo Getty Images

メッシ1人だけに

ついにバルセロナにはMの1人だけしかいなくなってしまった。

FWルイス・スアレスがアトレティコ・マドリードへ移籍したことで、MSNの残りはリオネル・メッシ1人となったのだ。

パリ・サンジェルマンへ移籍したFWネイマールにはこれまでも何度かバルセロナ復帰案が囁かれ、そのたびにMSN再結成もあり得るかとサッカーファンを興奮させた。

しかしスアレスが退団したため、おそらくバルセロナでMSNが再結成するシナリオは今後起こらないだろう。メッシ&スアレスのコンビも昨季までとなり、どこか寂しさが募る。

2014-15シーズンにバルセロナへ3冠をもたらしたMSNは、紛れもなくサッカー史上最強攻撃ユニットの1つだ。個々の能力、連携面など、どれを取っても最強だった。今後MSN級のユニットが生まれることはないかもしれない。

英『Sportbible』も、改めて「フットボール史上最高のトリオ」とMSNのインパクトを振り返っている。

3人で積み上げた数字は364ゴール173アシスト。当時のルイス・エンリケ率いるバルセロナはMSNが戦術と言い切ってもいいほどのチームで、対戦相手が彼らを抑え込むのはほとんど不可能だった。

今回のスアレス退団によってMSNは完全に分裂した。1つの時代の終わりと考えることもでき、バルセロナはここから新たな攻撃ユニット完成へ動いていかなければならない。

MSNの代わりとなるユニットはそう簡単に見つからないだろうが、メッシとともに今季バルセロナの攻撃を引っ張っていく主役は誰になるのか。


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