バルサは我慢を失った 3、4年で新戦力がクラブを離れていく悪循環

バルセロナを離れるネウソン・セメド photo/Getty Images

新戦力がことごとくヒットしない

23日、ウォルバーハンプトンはバルセロナからDFネウソン・セメドの獲得を発表した。

セメドは右サイドバックを務めるポルトガル代表のプレイヤーで、2017年の夏にバルセロナへ加わった選手だ。

バルセロナでの生活は3年で終わりを告げたわけだが、この3〜4年の間にバルセロナが獲得した選手はセメドと同じような道を辿っている。早々にバルセロナを離れるケースが目立つのだ。

2016年にはDFリュカ・ディーニュとMFアンドレ・ゴメスが加入したが、2人とも2シーズン過ごした後にエヴァートンへ移籍。バルセロナで戦力とは計算されなかった。

バルセロナでプレイしていたゴメス photo/Getty Images

同じく2016年にはFWパコ・アルカセルがやってきたが、2年後にドルトムントへ移籍。2016年に買い取りオプションの行使でバルセロナへ戻ってきたMFデニス・スアレスも昨年にセルタへ完全移籍で去った。

2018年に加わったDFジェリー・ミナは早々にエヴァートンへと去り、MFアルトゥール・メロは今夏にMFミラレム・ピャニッチとトレードの形でユヴェントスへ移籍している。

2018年にはボルドーからFWマウコムも加わったが、1年でロシアのゼニトへ移籍。

スペイン『MARCA』はバルセロナが我慢を失ったと伝えているが、あまりにもヒットしなかった移籍が多い。

確かな実力を持つプレイヤーも多いのだが、バルセロナのスタイルにはフィットしなかった。

今夏にはセメドもクラブを離れることになり、右サイドバックにおけるダニエウ・アウベス後継者問題は残ったままだ。

バルセロナの補強戦略は今後どう動いていくのか。これ以上の失敗は許されない。

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