今季のアタランタは“最高得点”の昨季よりも強い ガスペリーニが見せた自信

アタランタで5年目を迎えたガスペリーニ photo/Getty Images

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攻撃陣が爆発し、4ゴールで白星発進

アタランタの指揮官を務めるジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は、今季のチームに自信を持っているようだ。

26日に行われたセリエA第2節で、アタランタはトリノの本拠地へ乗り込んだ。同クラブにとってはこの一戦が2020-21シーズンの開幕戦ということもあってか、開始早々に失点してリードを許す展開となったが、その後アレハンドロ・ゴメスやルイスム・ムリエルのゴールなどでしっかりと逆転に成功。4-2の勝利を収め、白星発進を決めている。

昨季、素早いトランジションによる攻撃的なサッカーで、イタリアだけでなく欧州最高峰の舞台であるチャンピオンズリーグでも脚光を浴びたアタランタ。セリエAでダントツのトップとなった昨季98得点の攻撃力は今季も健在で、初戦から4得点のゴールラッシュを披露して見せたのだ。
トリノ戦後、伊『sky sport』のインタビューに応じたガスペリーニ監督は、次のようなコメントを残している。

「我々はどんな挑戦からも決して引くことはなかった。ただ、シーズン開始当初の狙いとして、スクデット獲得と言うことはできない。我々はいつも通りやって、力強くスタートしようとすることにトライしているからね。よりバランスの取れたリーグの中で、改善されたチームを相手に戦っていきたい」

「今のチームは昨季よりも強くなっていると感じているよ。我々はより大きな自信を手にし、より強く自分たちの力を信じることができている。そして、何名かの選手が加入してくれたことで、より多くのオプション、より多くのプレイスタイルを可能にしてくれた。イリチッチも最高の状態に戻すことができれば、チームとしてさらに一歩前進することは間違いないだろう。今日のチームも昨季より強かった」

これまで移籍市場が開かれるたびに、結果を残した有能な選手たちを引き抜かれてきたアタランタだが、まだ市場は閉まっていないものの、今夏はここまで主力たちの退団はない。これもガスペリーニ監督が自信を持っている理由の一つかもしれない。

ガスペリーニ監督は現時点でのスクデットに関しての思いは口にしなかったが、間違いなくアタランタは今季のスクデット候補の一つだ。はたしてガスペリーニ・アタランタはユヴェントスの連覇を止めることができるのか。

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