キャラガーはペップの“目利き”に懐疑的 「ディアスがうまくいかなければ……」

マンCのグアルディオラ監督 photo/Getty Images

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CB選びの眼力に疑問あり

今ではすっかり世界的名将としての地位を確立しているマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督だが、彼には指揮官としてひとつだけ明らかな弱点が存在するのだろうか。かつてリヴァプールで活躍したジェイミー・キャラガー氏が、同監督の移籍市場における“目利き”に関して厳しい意見をぶつけている。

その“目利き”とは何のことか。キャラガー氏が指摘しているのは、グアルディオラ監督が求めたセンターバックのほとんどが彼の下でまともに戦力になっていないという事実だ。アイメリック・ラポルテこそ成功補強となった数少ない例だが、それ以外に彼が獲得してきた選手でチームの絶対的な存在となったセンターバックは多くない。それでいて、獲得の際には大金をつぎ込んでいるのだからイメージは悪くなってしまっても仕方ないだろう。

今回も若手有望株のベンフィカDFルベン・ディアスを6500万ユーロ(約80億円)もの高額で確保したとされるグアルディオラ監督。そんな中、これでまた目利き失敗となれば彼のマンCにおけるサイクルは終焉するとキャラガー氏は見ているようだ。英『Sky Sports』に対して、同氏は次のように自論を展開している。
「ディアスのサインが成功に終わらなかった場合、シティがリーグ制覇を成し遂げるのは無理だと思う。そして、優勝を逃せばペップは今季でシティの指揮官を退任することになるだろう。優勝すれば、彼は新しい契約にサインするかもしれない。ただ、それでも議論の余地は残るだろう」

「ディアスはヴァンサン・コンパニの代役だ。6500万ユーロもかけて獲得するんだってね。これがうまくいかなければ、ペップのプロジェクトは終焉する。彼が獲得したセンターバックを振り返ってみると、バルセロナ時代まで遡ってもあまり素晴らしいサインというのは多くない。そこが心配だ。ペップのセンターバックを見極める力には疑問が残るよ。もしかすると、センターバックに対する彼の要求が多すぎるのかもしれないけどね」

これまでの実績から、センターバックの補強に関してだけは人並み以下との評価を受けてしまったグアルディオラ監督。しかし、今回獲得したディアスは彼らだけでなく、複数のビッグクラブが狙っていたとされる逸材だ。ポテンシャルは確かなものを持っているだけに、ラポルテ以来のヒット補強となることを期待したいところだ。

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