眠っていたテクニシャンが輝き出す 21歳の才能が踏み出したミランでの一歩

ミランで得点を決めたディアス(右) photo/Getty Images

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いつの日かレアルでスタメンを

レアル・マドリードでは同じ若手でもヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴ・ゴエスに後れを取り、なかなか出番を掴めなかった。

しかし常に才能は一級品と言われ続けてきたのが21歳のFWブラヒム・ディアスだ。昨季は苦いシーズンを味わったが、今夏には心機一転ミランへとレンタル移籍。完全復活を目指す名門で新たな一歩を踏み出した。

レンタル移籍の成果はすぐ出ることになり、27日のクロトーネ戦では先発出場からゴールを記録。まずは新天地で1点奪うことができ、精神的にも落ち着けたはずだ。
伊『sky Sport』によると、ディアスもゴール量産への一歩になればと喜びを明かしている。ミラン側もディアスが戦力になるとの手応えは得ているはずで、今後も出番を増やしたい。

「チームの勝利がハッピーだし、同時に最初の得点を決められたことも嬉しい。これが大量ゴールへの1つになればいいね。ポジションに関係なく、プレイできることがすごく嬉しいんだ。どこでもベストを尽くしたい」

レアルにおける序列ではヴィニシウスやロドリゴより下なのかもしれないが、ミランへのレンタル移籍が成功すれば評価がひっくり返る可能性も考えられる。特にゴールの部分はヴィニシウスも課題にしており、ディアスがミランで得点感覚を開花させられれば序列争いは興味深いものとなる。

この一撃からディアスは覚醒するのか。ヨーロッパリーグを含め、今後の戦いが楽しみだ。

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