まるでアトレティコの戦い方を見ているよう? “最少得点”の銀河系軍団に不満も

ヴィニシウスのゴールで勝ったが…… photo/Getty Images

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サポーターを魅了できているか

長期のリーグ戦をこなしていくうえで、守備は非常に重要な要素だ。攻撃ばかりが派手でも、守れないチームが頂点に立つのは難しい。

昨季リーガ・エスパニョーラで頂点に立ったレアル・マドリードも、堅守を1つの武器にしている。

30日にはバジャドリードを1-0のスコアで撃破し、無難に勝ち点3を積み上げた。守備の勝利と言っていいだろう。
しかしながら、銀河系軍団とも恐れられるレアルにはサポーターを魅了するド派手なパフォーマンスも求められる。ただ勝てば満足してもらえるわけではないのだ。

今回のバジャドリード戦では途中出場のFWヴィニシウス・ジュニオールのゴールで勝利を収めたが、枠内シュートは僅かに5本。やや寂しい内容と言える。

英『Caught Offside』はSNS上でのサポーターの声をまとめているが、試合内容が退屈との声も出ている。

クリスティアーノ・ロナウドが退団してから攻撃力は明らかに落ちており、今夏にはガレス・ベイルも去った。今の攻撃陣にサポーターは魅力を感じなくなっているのかもしれない。

「我々はファンタスティックなプレイができず、1点しか奪えない」

「退屈なゲームだった。このようなプレイでは何も勝ち取れない」

「アトレティコ・マドリードのゲームを見ているものと思っていた」

最少スコアの1-0で勝ち点3を積み上げるやり方は、確かにアトレティコ流と近いものがある。

サポーターの中には、5点や6点を奪っての大勝劇が見たいという人もいるだろう。それこそタレント軍団・レアルの魅力でもある。

前節のレアル・ベティス戦は3-2の打ち合いだったが、サポーターを結果と内容の両面で満足させられるゲームを増やしていけるのか。今の攻撃力ではサポーターを魅了することは難しいだろう。

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