リヴァプールの“偽9番”はアンタッチャブルなのか 問題視され始める得点力不足

リヴァプールのフィルミーノ photo/Getty Images

得点部分以外の活躍は見事だが……

リヴァプールのフロントスリーは今もサディオ・マネ、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノで固定されており、重要なゲームではこの3人が無条件でスタメンに入ることになる。

この3人は互いの特長を理解したパーフェクトトリオと言えるが、やはり気になる点もある。

最前線から偽9番として振る舞うフィルミーノの得点部分だ。

フィルミーノはセンターフォワードの選手としては珍しいが、得点数で判断されない特殊な立ち位置にいる。守備でのプレスや、サラーとマネを活かすパス、スペースメイクなどで評価を確立してきたプレイヤーであり、サポーターもその貢献度を理解している。

しかしながら、昨季リーグ戦での得点数が二桁に届かない9点で終わったのは少々寂しい。

英『GIVE ME SPORT』も1試合平均得点数が0.5を下回った部分を問題視しており、フィルミーノの得点力不足がいずれリヴァプールの問題になるのではないかと見ている。

昨季は決定機を逸した回数も20回あったと伝えられており、ゴール前での精度が安定していれば楽に二桁得点は奪えたと考えることもできる。

フィルミーノは29歳となり、同メディアは30歳を前に衰えの波はきていないかと気にかけている。

フィルミーノの貢献度は誰もが理解するところだが、仮に南野拓実が得点部分で上回れるならばフィルミーノにこだわり続ける意味も薄れてくるのではないか。

今季もまだフィルミーノにリーグ戦での得点は生まれていないが、どのタイミングでネットを揺らしてくるのか。昨季の9得点を下回るようなら、本格的に得点力不足が問題視されることになるだろう。

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