イスコ、サウール、モラタ 急激なスペイン代表若返りで“中堅世代”が危険

イスコも才能は抜群だが…… photo/Getty Images

若手が一気に食い込んできた

10月の7日にポルトガル代表との親善試合をおこない、10日にはUEFAネーションズリーグでスイス代表、13日には同じくネーションズリーグでウクライナ代表と対戦するスペイン代表。

そんなスペインで加速しているのが、急激な若返りだ。

スペイン代表を指揮するルイス・エンリケは前回の代表戦でも若手を積極的に招集していたが、2日に発表されたメンバーにも若手が数名入っている。彼らは単に若いだけではなく、確かな実力があるのだ。

バルセロナで主力となった17歳FWアンス・ファティ、マンチェスター・シティへの移籍を果たした20歳MFフェラン・トーレス、セビージャでの活躍からトッテナムに引き抜かれたDFセルヒオ・レギロン(23)、バルセロナ復帰案も囁かれるマンC所属のDFエリック・ガルシア(19)。

ファティは未来のエース候補 photo/Getty Images

彼らはこのままスペイン代表で主力になっていきそうな気配がある。いずれもビッグクラブでプレイしており、実力は間違いない。

その一方で、来夏のEURO2020へ危険な立ち位置にあると考えられている者が数名いる。

レアル・マドリードで結果を出せていないMFイスコ、アトレティコ・マドリードのMFサウール・ニゲス、MFコケ、ユヴェントスに復帰したFWアルバロ・モラタ、アスレティック・ビルバオのDFイニゴ・マルティネス、さらにレギロンの登場で立場が気になるバルセロナDFジョルディ・アルバ。

スペイン『MARCA』は、彼らの立場を危険なものと見ている。特にイスコ、サウール、モラタは年齢的に代表の主軸となってほしい選手たちだ。彼らの立場が微妙というのは少々寂しい。

今回も召集されたウォルバーハンプトンFWアダマ・トラオレ、ビジャレアルのDFパウ・トーレスなど、今のスペインはかなりフレッシュな構成になってきている。EURO2020までにガラリと若返るのか。中堅世代の選手たちの巻き返しに注目したい。

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