ついに“純正ストライカー”確保も ベテランFWの加入で赤い悪魔はどう変わる

マンUに加入することとなったカバーニ photo/Getty Images

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一部では悲観的な意見も

マンチェスター・ユナイテッドがついに一線級のセンターフォワードを確保することに成功した。現地時間5日、同クラブは昨季限りでパリ・サンジェルマンを退団しフリーとなっていたウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニの獲得を発表。念願の純正ストライカーを手中に収めている。

かねてよりマンUの前線には、中央にどっしりと腰を据えて得点を奪えるストライカーが必要との指摘があった。このカバーニ獲得はそんなチームに足りなかった要素をプラスする上で、大きな意味を持つこととなるはずだ。これまでそのクラブキャリアで通算341ゴール(『transfermarkt』より)を記録している百戦錬磨のベテランFWは、赤い悪魔にさらなる武器を与えてくれることだろう。

しかし、それを喜ぶファンがいる一方で、このカバーニ獲得に懐疑的な目を向ける人物もいる。英『Daily Mirror』によると、かつてアーセナルなどで活躍したポール・マーソン氏はマンUの補強策に少し納得がいっていないようだ。カバーニも悪い選手ではないのだが、チームの未来を考えると他に選択肢があったのではないかと同氏は次のように語っている。
「このカバーニ獲得は今のためのサインだ。未来についてでないことは明らかだね。彼は今の時点で33歳。メイソン・グリーンウッドもいるのになぜユナイテッドは彼を獲得したんだろうか。グリーンウッドは将来チームにとって適切な選手となるだろう。カバーニが素晴らしい選手であることは間違いない。最前線で戦うことができる。しかし、33歳でプレミアにおけるキャリアをスタートさせる選手は過去にどれほどいた?」

「今のユナイテッドにはマルシャル、ラッシュフォード、ジェイムズといった選手たちがいる。そこに突然カバーニが加わることとなった。活躍できないとは言わないけれど、私の目にはパニックバイに映るよ。カバーニの成功を祈っているが、これでユナイテッドは3,4年後にシティに追いつくことはなくなったかな」

求めていた補強である一方で、獲得した選手の年齢が少し気になる結果となったマンU。しかし、カバーニが大活躍すればそんな心配も吹き飛ぶか。ベテランFWの加入でポジション争いが激化することも、グリーンウッドにとっては良い刺激となるはず。マーソン氏の気持ちも理解できるが、そこまで悲観的に物事を見る必要はないだろう。

マンUに加わった新たな力。はたして、カバーニの加入は赤い悪魔にどのような変化をもたらしていくのだろうか。2020-21シーズン、序盤は少し躓いたマンUだが、強力な前線を擁してさらなる高みを目指したいところだ。

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