“6200万ポンド”の価値を証明せよ マンCが確保した若き守備者にかかる期待

今夏マンCに加入したディアス photo/Getty Images

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新天地デビュー戦はまずまずの評価

マンチェスター・シティの新戦力は、チームの守備改善に役割を果たすことができるか。現地時間27日に行われたプレミアリーグ第3節でレスター・シティ相手に衝撃の5失点で敗戦を喫してしまった同クラブ。魅力的なアタッカーを前線に揃える一方で、シチズンズの守備陣に不安が残る結果となってしまったことは間違いない。

その中で、新たにベンフィカから加入したDFルベン・ディアスにかかる期待は大きい。かねてより最終ラインが弱点とされてきた同クラブの守備を変えてくれる存在。この23歳にそういった希望を持っているファンも多いだろう。

そんなディアスが現地時間3日に行われたプレミア第4節のリーズ・ユナイテッド戦で新天地デビューをはたしている。この試合でアイメリック・ラポルテとコンビを組んで90分間プレイした同選手。最終的には1-1のドロー決着となったが、はたしてこのデビュー戦で彼のパフォーマンスに対する周囲の反応はどうだったのか。英『Daily Mail』によると、クラブOBのリチャード・ダン氏は新加入DFへまずまずの評価を与えている。傑出してこそいなかったが、ディアスは与えられたタスクを無難にこなしていたと同氏は次のように語る。
「リーズ戦を見て、彼は優秀だと思ったよ。見事とまでは言えないが、優秀だった。球出しに関してこそ特筆すべき点はなかったが、今のシティが求めているのはそういった部分ではない。注目すべきは彼の守備面だ。彼はこの部分において全てを簡単にした。危なげなくプレイし、スタートとしては誰もが満足いく結果を残すことができたんじゃないかな」

「おそらく、ベンフィカのようなクラブでプレイしていたことも大きいんだろう。彼はピッチ上で自信を持っているように見える。プレミアは他のリーグよりもプレイスピードが速いから少し気がかりだったんだが、彼は適応に必要なものを備えていた。ポテンシャルは感じることができたから、もう少し時間を与えてあげたいね」

新天地デビュー戦としては及第点のパフォーマンスだったとディアスのプレイを評価したダン氏。決して最高の出来ではなかったものの、今後に向けてポジティブな内容を披露することができたと言っていいか。

とはいえ、今後もずっと及第点のプレイが続くようでは6200万ポンド(約84億円)もの大金を投じて獲得した意味がない。はたして、この若き守備者はシーズン中のどこかでその移籍金に見合うパフォーマンスを披露することができるか。まずまずのスタートを切ったディアスだが、ファンが求めているのは新たな守備の柱となることだ。

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