不調でもスペイン代表に呼ばれ続ける “7200万ポンドGK”の苦悩

チェルシーのケパ photo/Getty Images

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本人は状況を変えようと燃える

今月3日に26歳を迎えた若きGKはどんなプレッシャーを抱えているのだろうか。

昨季から何かと苦しい立場に置かれているのが、チェルシー所属GKケパ・アリサバラガだ。

2018年夏にGK史上最高額となる7200万ポンドもの移籍金でチェルシーへ加入したものの、それからの2年間はセービング率が悪いなどと批判を受けるようになった。移籍金額に見合うパフォーマンスでないのは明らかで、痺れを切らしたチェルシーは今夏にレンヌからエドゥアール・メンディを獲得している。
ケパには失格の烙印が押されたとも言えるが、それでもスペイン代表を指揮するルイス・エンリケは辛抱強くケパを招集し続けている。指揮官からの信頼は嬉しいだろうが、ケパにとってはプレッシャーにもなっているはずだ。

スペイン『MARCA』によると、ケパも現状が理想的なものではないと受け止めている。それでも自信は失っていないようで、状況を変えようと燃えている。

「状態は良いし、自信もある。おそらく今の状況は理想的ではないけど、キャリアの中ではこうした時を乗り越えないといけないんだ。シチュエーションを変えられると自信を持っているよ。プレイするチャンスがあれば、いつだって最大限のことをしようとしている」

スペイン代表ではマンチェスター・ユナイテッド所属のダビド・デ・ヘアの後継者候補でもある。エンリケも信頼しているのだろうが、チェルシーで状況を変えられるだろうか。ケパがワールドクラスのGKとの評価を得るためには、今のプレッシャーを乗り越えなくてはならない。

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