イングランドに“FW黄金期”がきた ケインをも脅かす恐怖の点取り屋たち

ウェールズ戦でゴールを決めたキャルバート・ルーウィン photo/Getty Images

ルーウィン、ワトキンス、エイブラハムら個性豊かな顔ぶれに

イングランド代表の最前線はトッテナム所属のハリー・ケインで決まりと誰もが考えていたはずだが、ここへきて面白い展開になってきた。

イングランドのFWに黄金期がやってきたのではと注目を集めているのだ。

イングランド代表は8日に親善試合でウェールズ代表と戦い、3-0の快勝を収めた。

そのうちの2ゴールはエヴァートンで絶好調の23歳FWドミニク・キャルバート・ルーウィン、昨季プレミア得点王に近づいたサウサンプトンFWダニー・イングスが決めており、ケイン以外のストライカーが元気一杯なのだ。

プレミアリーグに目を向けても、今季は序盤からアストン・ヴィラの24歳FWオリー・ワトキンス、リーズ・ユナイテッドFWパトリック・バンフォード(27歳)、ニューカッスルFWカラム・ウィルソン(28歳)らイングランド人FWが快調にネットを揺らしている。

英『sky Sport』によれば、ここまでプレミアではイングランド人FWだけで37点ものゴールが決まっている。昨季同時期は25ゴールに留まっており、過去10年で今季が最も多いのだ。

今季ここまでプレミアで生まれた全ゴールのうち、イングランド人FWが決めたゴールが43%を占める。これも過去10年で最多の数字で、2018-19シーズンの同時期は27%止まりだった。

チェルシーFWタミー・エイブラハムも注目のイングランド人ストライカーで、気付けばかなり選択肢が増えている。調子次第では、来夏のEURO2020でケインからポジションを奪ってしまう選手が出てくるかもしれない。

まだケイン優勢ながら、代表監督ガレス・サウスゲイトは嬉しい悩みを抱えた。特にキャルバート・ルーウィン、リヴァプール相手にハットトリックを決めたワトキンスは高い評価を得ており、イングランド代表のセンターフォワードの位置を巡って激しいサバイバルが展開される可能性が出てきた。

イングランドに新FW黄金期到来か。ケインもトッテナムで結果を出し続けなければ危ないだろう。

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