ロナウドやメッシ、レヴァンドフスキにも勝った 伊代表FWがこぼした喜びの声

19-20シーズンのゴールデンシューを獲得

歴史に名を残す欧州最高峰のストライカーたちの仲間入りを果たしたラツィオのイタリア代表FWチーロ・インモービレが、その喜びを口にしている。

現在30歳のインモービレは、ユヴェントスやトリノ、ドルトムントなどを経て、2016年夏にラツィオへ移籍。加入初年度からゴールを量産し、シモーネ・インザーギ監督のもとで躍進を遂げるチームの攻撃を牽引してきた。そして加入4年目の昨季は、セリエA37試合に出場して36ゴールと、自身のキャリアハイを更新。あのクリスティアーノ・ロナウド(31ゴール)を抑えて自身3度目のセリエA得点王に輝くとともに、ゴンサロ・イグアインが持つシーズン最多得点記録に並んでいた。

また、この36ゴールという数字は欧州5大リーグを見てもトップ。リオネル・メッシ(25ゴール)やロベルト・レヴァンドフスキ(34ゴール)といった欧州屈指にスコアラーをも抑えて、インモービレは見事2019-20シーズンのヨーロッパ・ゴールデンシューに輝いたのだ。そんなインモービレが仏『france football』のインタビューに応じ、次のようなコメントを残した。

「(ゴールデンシューの)受賞者のリストを見てみてよ。メッシとロナウドが代わり代わりに受賞していて、彼らを邪魔したのはもう1人のチャンピオンであるルイス・スアレスだけだ。彼らのそばに僕の名前があるのを目にすることができるのは、素晴らしいことだね」

「今年はバロンドールがない。だからゴールデンシューの価値は高まっていると思う。これら2つは異なる賞だけど、今季のバロンドールの有力候補だったレヴァンドフスキにも勝ったしね」

また、インモービレは憧れのアイドルたちについて言及。今や欧州屈指のストライカーとなった同選手だが、今の自身があるのは彼らの存在が大き勝ったのかもしれない。

「(ユヴェントス時代の大先輩である)トレゼゲは僕に、ペナルティエリア内で信じられないほどのインパクトを残した。彼のような選手を見たことがなかったよ。彼はあらゆるタイプのクロスに合わせる技術と、身体のどの部分を使ってもゴールを決める技術を持っていた。イタリア代表のビエリやチャンピオンズリーグでのインザーギ、2006年W杯でのジラルディーノやトニ、彼らのおかげで僕はサッカーを理解し始めたんだ」

栄誉あるゴールデンシューを獲得し、今や若き日のアイドルだったトレゼゲやインザーギらレジェンドたちと肩を並べる存在となったインモービレ。2020-21シーズンも目が離せそうにない。

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