守備職人もチームの“エース” 柴崎の相棒には保険のような安心感がある

シュツットガルトの遠藤 photo/Getty Images

ドイツで急激に伸びる評価

エースといえば普通は攻撃の選手を想像するものだが、守備のエースと呼ばれる人物がいてもいいだろう。

チームによって様々だが、シュツットガルトならばMF遠藤航こそ守備のエースだ。

日本代表でも今月の親善試合でクリーンシート達成に貢献したが、ドイツへ渡ってから遠藤の評価は大きく伸びている。派手さはないが、日本人離れしたフィジカルの強さを武器にチームの守備を安定させてくれる存在なのだ。

独『Echo24』も遠藤のことを守備のエースと称える。遠藤の場合は最終ラインも担当可能なため、それこそフランクフルトでプレイするMF長谷部誠のようにリベロ起用なんてプランも見えてくる。

それでも同メディアはひとまず中盤の守備的な役割で遠藤を起用してほしいようで、6番の位置でプレイする遠藤は生命保険のようなものと評価する。遠藤の守備力を最大限活かすには、中盤起用がベストとの考えなのだろう。

日本代表では柴崎岳が司令塔の役割を担っており、相棒には高い守備力を持つ選手が求められる。東京五輪世代の中山雄太、板倉滉も森保ジャパンに召集されていたが、ブンデスリーガでの経験を含めても遠藤が一枚上手だろう。

シュツットガルトにとって絶対欠かせないプレイヤーとなった遠藤は、おそらく今季終了までポジションを守っていけるはず。海外組の中でも安定して出番を得られる立ち位置にあり、日本代表でも遠藤が中盤の要となっていきそうだ。

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