3試合で“6失点”の守備に残る不安 チェルシーの課題は改善されていない

後半ロスタイムにサウサンプトンに追いつかれることとなったチェルシー photo/Getty Images

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ヴェルナーも危機感抱く

やはり、チェルシーが今もっとも早急に取り組むべき課題は守備の強化。またも人々にそんなことを思わせる試合となってしまった。現地時間17日に行われたプレミアリーグ第5節のサンサンプトン戦は、ブルーズにとって苦しいゲームとなっている。

結果は3-3。チェルシーとしては2点のリードを追いつかれ、後半さらに突き放すも最終的にはアディショナルタイムに同点弾を許した格好だ。同クラブはリーグ戦第3節のウェストブロム戦でも3失点を喫してのドローに終わっており、ここ3試合での失点は「6」。チアゴ・シウバやベン・チルウェルといったDFの新戦力を補強するも、まだ完全にその効果が表れているとは言えない状況だ。

そんなチェルシーの守備には、このサウサンプトン戦で2得点を記録したドイツ代表FWティモ・ヴェルナーも少し不安を募らせているようだ。試合後、同選手はブルーズが今季タイトル争いをするためにも、今の状況は改善しなければいけないと次のように語っている。英『Daily Mirror』が伝えた。
「前半はサウサンプトンに1点目を奪われるまで、僕らは本当によくプレイしたと思うよ。1点を返されたところから試合は難しくなってしまったね。後半の彼らは積極的にハイプレスを仕掛け、僕らに混乱を生じさせた。それでも、僕らはあまりにチャンスを与えすぎたと思うよ。どうしても、この試合には勝ちたかったのにね」

「自分の2ゴールには満足しているけど、目標としていたのはチームの勝利。満足度は50%だよ。明確な問題点があるかどうかはまだわからないが、僕らは直近の3試合で6失点を喫している。これは全く望んでいないことだ。僕らはチェルシー。タイトル争いをしたいね。そのためには本当に守備をどうにかしなければいけないと感じるよ。ドイツには最も守備の堅いチームが優勝するなんて格言もあるしね。それは本当だと思うよ。とにかく、3試合で6失点が多すぎる。ここは改善していかなければいけないね」

自分がいくらゴールを奪っても、チームが勝てなければ意味はないとヴェルナーは主張している。決して守備陣に対する批判ではなく、自分も含めたチームとして早急に取り組むべき課題としてディフェンス強化を指摘した同選手。はたして、チェルシーは早いうちにその解決策を見出すことができるのだろうか。次節はマンチェスター・ユナイテッドとの“ビッグ6”対決。赤い悪魔を完封し、ブルーズは早めに調子を取り戻したいところだ。

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