マンUに来た“ギグス風”のドリブラー 18歳のワールドクラス化に期待せよ

今夏マンUに加入したペリストリ photo/Getty Images

フォルラン監督が太鼓判

今夏マンチェスター・ユナイテッドが確保した“ウルグアイの至宝”。そう聞けば、多くの人がCAペニャロールから確保したFWファクンド・ペリストリのことだと分かるだろう。マンチェスター・シティなどからも関心を寄せられていたとされる逸材FWには、周囲から大きな期待がかけられている。

ペニャロールではまだ18歳ながらチームの背番号10を託されていたペリストリ。右足得意のウィンガーで、移籍前は類稀なるスピードとセンス溢れるドリブルを武器にウルグアイリーグを席巻した。いきなりトップで活躍するのは厳しいかもしれないが、マンUは未来に向けて大きな補強を成し遂げたと言っていい。将来的には赤い悪魔の攻撃陣を牽引する存在として、彼はその才能を大いに発揮してくれるはずだ。

そんなペリストリに関して、ペニャロールで彼を指導したディエゴ・フォルラン監督が言及している。決して現段階で欧州で通用するとは言えない。しかし、今後数年間で自分の欠点を冷静に分析しそれを改善することができれば、この18歳はとんでもない選手になるはずだと同監督は主張する。英『Manchester Evening News』が伝えた。

「ファクンドには様々なクラブからの関心があったよ。その理由は理解できる。彼は非常に速く、相手を簡単に振り切ってみせる。チームがあまり良い状態ではなかった時も、彼が推進力を失右ことはなかったよ。ファクンドは中盤でボールを受け取って、それを運ぶのが得意な選手だ。若いけれど、トップでプレイさせるのに十分なクオリティを備えている」

「本職の右だけでなく、ファクンドは左サイドでもプレイできる。彼は両足で、まるでライアン・ギグスのようにドリブルするんだ。オーレ(・グンナー・スールシャール監督)も彼には多くの可能性があると言っていたが、本当にその通り。だけど、その言葉に甘んじることなく成長してほしいね。私はそれについて、何度もファクンドに言ったよ。『ウルグアイに君のような選手はいないけれど、欧州へ行くと自分よりさらに速く強力な選手がいることだろう。でも、それで挫けてはいけない。君には可能性がある。活躍できるかどうかは自分次第だよ』とね」

フォルラン監督曰く、“ギグス風"のドリブルを持ったスピードスターだというペリストリ。はたして、この18歳はその強みを活かした上で、周囲との間にある他の能力の実力差をこれからどのように埋めていくこととなるのだろうか。ポテンシャルは一級品。決して驕ることなく、ペリストリは一歩ずつスターへの階段を昇って言ってほしいところだ。

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