首位に立っていても驚かない ミランはトップ4ではなくスクデット目指すべし

インテルをも撃破したミラン photo/Getty Images

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ただのサプライズではない

昨季終盤の勢いを維持し、今季はトップ4に入れれば……。開幕前のミランにかけられていた期待はこんなところだったはずだ。

しかし、今その目標は変わりつつあるのかもしれない。ミランは今季開幕から4戦全勝で首位。目標はトップ4というよりスクデットだ。

17日にはスクデット候補とされるライバルのインテルを2-1で撃破。複数失点してもおかしくない危ない場面もあったが、それでも粘って勝利を収めたのはミランの方だ。
4試合を消化して9得点1失点と攻守両面の内容もよく、ミランの戦いぶりは王者の風格すら感じさせる。

昨季の6月22日に行われたレッチェ戦から始まったミランのリーグ無敗記録は、インテル戦の勝利によってとうとう16に達した。あれだけ不安定だったミランがすっかり負けないチームへと変わっており、安定感はセリエAの中でもトップクラスと言っていい。

チームにも自信がみなぎっているのか、伊『Gazzetta dello Sport』によれば指揮官ステファノ・ピオリもこの無敗進行に驚いていないという。チームの実力を考えれば妥当との判断なのだろうか。

もはやスクデットは怖い言葉ではなくなった。遠慮がちにトップ4と言わず、優勝を目標に掲げてもいい段階にきている。

26日にはローマ戦が控えており、ローマも強敵だ。ここでも勝利して首位を守るようならば、ミランは本当にユヴェントスやインテルと並ぶ優勝候補とカウントされることになるだろう。

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