安定感の欠如は今季もドルトムントの課題 ドイツの雄は一刻も早く改善を

今季CL初戦でラツィオに敗戦を喫したドルトムント photo/Getty Images

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今季不調のラツィオに敗戦

チャンピオンズリーグなのだから、何が起きるかはわからない。しかし、多くの人にとってドルトムントがラツィオに敗れるのは予想外だったのではないだろうか。

もちろん地力にそこまでの差はないのだが、今季のラツィオはセリエAで少し苦戦を強いられている。ここまでは4試合を戦って勝ち点4の15位。まさかこの状態でブンデスの強豪を3-1のスコアで撃破してくるとは、正直意外だったと言わざるを得ない。

ドルトムントからしてみれば、正直なところこの敗戦は取りこぼしだったと言えるだろう。確かに近年のラツィオは例年に比べ一味違う集団となっているものの、この試合では自分たちのディティールの甘さを相手に利用された感が否めない。安定感の欠如。ラツィオ戦を見るに、今季もドルトムントにはこの課題が付き纏うこととなりそうだ。
そんな彼らを心配するのが独『Sky Sport』で解説を務める元ドイツ代表MFディートマー・ハマン氏だ。同氏はこの試合を機に何か大幅な修正をしなければ、どれだけ優秀な選手を揃えてもドルトムントは変わらないと主張。学習しなければ、今後も似たようなことは起こり続けると次のように述べている。

「ドルトムントがこの敗戦から学ぶことを願っているよ。今後も今日のようなゲームを続けていくようであれば、彼らに待っているのは成功ではない。90分間にわたり彼らには甘さが見えた。後半は少し持ち直したけれど、特に前半は酷かったね」

ドルトムントにとって、ラツィオに対する今回の敗戦は少し高い授業料となったのだろうか。もう2度と、このような敗戦を喫したくないところ。ルシアン・ファブレ監督の手腕が問われる。

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