銀河系軍団に必要なのは“ハードワーク” 連敗は泥臭く戦わなかった結果か

シャフタールに敗れたレアル photo/Getty Images

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クラシコで求められるはファイトの姿勢

昨季のレアル・マドリードはいかにしてリーガ・エスパニョーラを制したのか。

新戦力のエデン・アザールは怪我が続き、昨季のレアルは決して盤石な状態ではなかった。それでもライバルのバルセロナをかわして頂点に立てたことには理由がある。

最も大きかったのは整備された守備だ。クリスティアーノ・ロナウドのようにゴールを量産してくれる選手はいなくなったが、そのぶんチーム全員のハードワークで強固な守備組織を築いてきたのだ。
スペイン『MARCA』は、その自慢の守備に問題が出てきていると指摘する。先日行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節のシャフタール・ドネツク戦では3失点を喫したが、同メディアはここでもレアルのプレスが弱かったと振り返る。

前線からきっちりとプレスを掛け、なるべく高い位置でボールを奪うところからゴールへ繋げるのが昨季レアルの強みでもあった。

しかしシャフタール戦では中盤のハードワーカーであるフェデリコ・バルベルデ、カゼミロのプレスも不十分で、前線で先発したルカ・ヨビッチとロドリゴ・ゴエスの守備参加も物足りないとの評価だ。

レアルはその前のリーグ戦でもカディスに0-1で敗れているが、同メディアは「プレスの仕方を忘れたことで連敗した」との見方を示している。

ロナウドというスーパースターを失った以上、レアルが勝っていくには全員でハードワークするしかない。24日にはバルセロナとのクラシコに臨むが、ここでも求められるのは泥臭くファイトする姿勢だ。

プレスの強度さえ取り戻せば、再びレアルの守備は安定するだろう。銀河系軍団と呼ばれるレアルには似つかわしくないキーワードかもしれないが、レアルで重要視されているのはハードワークだ。

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