今夏の目玉選手が未だ“59分間”のみ マンUに中盤補強は必要だったのか

マンUのファン・デ・ベーク photo/Getty Images

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中盤にはタレントが揃っている

今夏のマンチェスター・ユナイテッドは左サイドバックのアレックス・テレス、FWのエディンソン・カバーニなど市場で大物獲得へ動いたが、その中でも1番の目玉選手はアヤックスから獲得したMFドニー・ファン・デ・ベークだろう。

レアル・マドリードからの関心も伝えられていたオランダ代表のファン・デ・ベークを引き抜くことに成功し、中盤の得点力はさらにアップすると期待されていた。

しかし、使い方が非常に難しい。昨季後半戦から大ブレイクするブルーノ・フェルナンデス、守備でチームに貢献できるスコット・マクトミネイ、ネマニャ・マティッチ、フレッジ、特殊な才能を持つポール・ポグバと、マンUの中盤にはタレントが揃っている。
指揮官オーレ・グンナー・スールシャールも中盤の構成には頭を悩ませているのだろう。ファン・デ・ベークは加入からリーグ戦で59分間しかプレイタイムを与えられていない。

攻撃での貢献度を考えるとフェルナンデスを外す案は存在せず、守備でハードワークできるフレッジも評価を伸ばしている。

24日のチェルシー戦では攻守のバランスを考えてか、フェルナンデス、フレッジ、マクトミネイの3人がスタメン出場。ファン・デ・ベークには最後まで出番が与えられなかった。

SNS上ではファン・デ・ベークの獲得が必要だったのか疑問視する声も出ている。どう戦力として組み込んでいくのか、プランを考えるのは難しい。

「ユナイテッドの中盤を考えると、ファン・デ・ベークが毎試合ベンチになるとの予想は可能だった。ファン・デ・ベークを批判することはできない」

「才能の無駄遣いだ」

もちろんまだ序盤戦で、ファン・デ・ベークもチームに適応している最中だ。フィットしてくれば出番も増えてくるはずだが、この移籍が正解だったと評価される日はいつのことになるのか。現段階ではそこまで必要な補強だったとは言えないか。

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