クラシコでもアウトサイドの魔法 レアルにはまだ35歳の“魔術師”が必要だ

レアルのモドリッチ photo/Getty Images

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まだまだ若手には負けられない

24日に行われたレアル・マドリードVSバルセロナのクラシコで勝負を分けたのは、長く銀河系軍団を支えてきた2人のベテランだった。

最終ラインを統率し、PKから得点まで決めた34歳のDFセルヒオ・ラモスと、途中出場から憎らしいほど冷静な3点目を決めた35歳MFルカ・モドリッチだ。

中でも注目はモドリッチか。センターバックのラモスはまだまだ最終ラインの主役と考えられていたが、モドリッチの場合は中盤で世代交代の波に呑み込まれるのではないかとの予想もあった。今夏にはMFマルティン・ウーデゴーもレンタルから戻ってきており、ライバルが増えているからだ。
しかし、コンディションが整っている時のモドリッチはまだまだ違いを生み出せる。年齢的にフル稼働するのは難しいかもしれないが、そのテクニックは相変わらず特別な領域にある。

気になるのはモドリッチの将来だ。クラブとの契約は来夏までとなっているが、スペイン『MARCA』はこのまま手放すのは誤りかもしれないと主張する。年齢的にはベテランだが、まだ能力は衰えていないとの評価だ。

中盤ではカゼミロ、フェデリコ・バルベルデ、トニ・クロース、ウーデゴーなどライバルも多いが、モドリッチは今季残りの戦いでも重要な存在となっていくだろう。クラシコでのゴールに惚れ惚れしたサポーターも多いはずで、アウトサイドの魔術師・モドリッチとこのまま別れるのは得策ではないか。

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