絶好調がゆえの嬉しい悩み? ミラン指揮官の現在の苦悩とは……

ミランの指揮官に就任し、勝負の2年目を迎えたピオリ監督 photo/Getty Images

スタメン11人の選考が困難

ACミランの指揮官を務めるステファノ・ピオリ監督には現在、大きな悩みの種があるようだ。

近年苦しい戦いを強いられてきたミランだが、昨季半ばからチームの状況が変わってきている。昨年10月にピオリ監督を招聘し、さらに今年1月に元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの復帰も相まって、これまでの低迷が嘘だったかのように調子が上向きに。2020年に入ってからここまで、公式戦でわずか2敗しかしておらず、今季も無敗をキープし、セリエAでも首位に立っているのだ(最後に黒星を喫したのは3月8日のジェノア戦)。

これほど絶好調なチームを率いる指揮官に、悩み事などあるのだろうか。ピオリ監督は伊『sky sport』のインタビューで、次のような胸の内を明かしていた。

「このチームはピッチで何をすべきかを、試合の流れを読む術を知っている。私は認めなければならない。チームの誰もがうまくやってくれているので、スタートの11人を選ぶことが、今までより一層困難になってきていることをね。選手たちは一体となって取り組んでおり、私が選びたくなるような姿勢を見せてくれているんだ。我々は選手層の厚みのある強さを求めていたので、それらを最大限に発揮することは正しいことだよ」

ピオリ監督が抱えている苦悩は、チームが絶好調がゆえの嬉しい悩みのようだ。はたして、ミランはこの好調をどこまで維持することができるのか。今季は勝負の2年目を迎えたピオリ監督の手腕、そしてミラノの名門の復活劇に目が離せない。

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