揺るがなかった指揮官への忠誠心 アーセナルのエースはアルテタに全幅の信頼

マンU戦で決勝点を挙げたオバメヤン photo/Getty Images

「指示には絶対に従おうと……」

ミケル・アルテタ監督の下で復活の気配を漂わせつつも、今季は開幕からリーグ戦6試合を戦って3勝3敗となかなか勝ち点を伸ばせていなかったアーセナル。序盤からリヴァプールやマンチェスター・シティといった強豪との対戦が立て込んだことも関係しているが、やはり少しこの戦績に不安を覚えていた人もいたことだろう。

しかし、その不安はここにきて払拭されたか。現地時間2日に行われたプレミア第7節にて、アーセナルはマンチェスター・ユナイテッドに1-0で勝利。課題とされていたビッグ6相手の一戦で見事勝ち点3を掴んでいる。「良いサッカーはするが、もしかするとアルテタは結果を残すことが厳しい監督なのかもしれない」。前節レスター・シティ戦での敗戦後に英『Daily Mirror』はそう綴っていたが、今回の勝利でその疑念も消えつつある。

それだけアーセナルにとって大きな意味を持つことになったマンU戦での勝利。しかし、この試合で決勝弾を沈めたエースは、元から何も心配などしていなかったと話す。最初からアルテタ監督には全幅の信頼を寄せていたと、オバメヤンは英『Sky Sports』へ次のように語っている。

「非常に大きな勝利だったね。かなり厳しい戦いとなったけど、うまく結果を得ることができたのは満足だ。久しぶりにオールド・トラッフォードで勝つことができたね。チーム全員が本当によく働いた。ミケルの描いたプロセスを僕は最初から信頼していたよ。みんなもそうだったんだろうね。彼はとても素晴らしいものをもたらしてくれているから、指示には絶対に従おうと心に決めているよ」

指揮官の授ける戦術を信じ、それを実行した上で手にした勝利は間違いなくチームに大きなものをもたらしたはず。14年ぶりとなるオールド・トラッフォードでの勝利ということも相まって、これを機に今後のアーセナルはこれまでと何かが変わり始めるか。開幕からどうにも波に乗り切れていなかった彼らだが、連勝街道への扉は今開かれたのかもしれない。

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