“ドイツのセルヒオ・ラモス”誕生への期待 26歳のDFがいよいよ主役へ

ボルシアMGのギンター photo/Getty Images

EURO2020へ勝負の時

高い守備力に周りの選手を鼓舞する圧倒的なリーダーシップ。レアル・マドリードに所属するスペイン代表DFセルヒオ・ラモスは、理想的なセンターバックの1人と言えよう。

どんなチームもラモスのようなセンターバックが欲しいはずだが、ドイツのセルヒオ・ラモスが誕生するかもしれない。

期待を集めているのは、ボルシアMGで成長する26歳のマティアス・ギンターだ。

ギンターといえばドルトムントに所属していた経験があり、ドイツ代表の一員として2014ブラジルワールドカップ制覇もベンチから経験した。

しかしながら、ドイツ代表の中ではやや地味な存在でもある。2014ワールドカップ当時は最年少メンバーとして注目を集めたが、気付けばもう26歳。中堅世代へと突入している。

伸び悩んだ印象もあるが、ボルシアMGでのパフォーマンスはきっちりと評価されている。今節では無敗進行を続けていたライプツィヒを1-0で完封してみせたが、独『sky Germany』によれば元ドイツ代表のローター・マテウス氏もギンターのことを絶賛する。

「ギンターは最終ラインのリーダーとなり、そのスタイルはレアルのセルヒオ・ラモスと似ている。彼はチームメイトに指示するだけでなく、チームをリードしている。今は非常に上手くやっていて、ラモスを思わせるよ」

EURO2016の出場はなく、2018ロシアワールドカップも3試合全てベンチに座ったままだった。遅咲きかもしれないが、だからこそEURO2020への思いは強いはず。

ボルシアMGだけでなくドイツ代表の最終ラインをもコントロールする存在となれるのか。ギンターにとって勝負の1年だ。

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