イブラヒモビッチの“後継者”は誰になる 帝王から学ぶNEXTエースを育てよ

ミランのイブラヒモビッチ photo/Getty Images

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将来へ向けた動きを始めるべき

先日のウディネーゼ戦では39歳とは思えぬオーバーヘッド弾でチームに勝利をもたらしたミランFWズラタン・イブラヒモビッチ。

相変わらずピッチでの存在感は圧倒的で、今季だけでなく来季もミランでプレイを続けることは可能かもしれない。ミランのサポーターも年齢は単なる数字だと改めて気付かされたことだろう。

しかし、イブラヒモビッチも人間だ。いつ衰えても不思議はない。ミランはイブラヒモビッチに頼りつつも、今のうちに後継者を見つける作業にも手をつけるべきだ。
今のチームに適切な後継者候補はいるだろうか。例えば21歳のラファエル・レオンは188cmとサイズがあり、先日にはイブラヒモビッチ本人もレオンの身体能力の高さを称賛していた。今季はリーグ戦5試合に出場して2得点3アシストの成績を残すなど、ミランの中心プレイヤーとなっていくだけの素質は備えている。

それでも『90min』はレオンをイブラヒモビッチの後継者候補とは見ていない。レオンはウイングでもプレイする選手であり、前線に構えるタイプのイブラヒモビッチとは違いがあるとの考えだ。よりイブラヒモビッチに近い純粋なセンターフォワードを狙うべきなのかもしれない。

他クラブから後継者候補を連れてくる案も検討すべきだが、出来るだけ早いうちに取り組んだ方がいいだろう。同メディアはその新FWをまずイブラヒモビッチのバックアッパーに据え、大先輩から直接アドバイスをもらえる環境に置いた方がいいと考えている。

イブラヒモビッチ流の哲学を学び、それから本格的にイブラヒモビッチの後継者へ。これが理想的な世代交代なのだろう。例えばイブラヒモビッチより20歳以上若い現ミラン所属の18歳FWロレンツォ・コロンボは将来的な後継者候補の1人で、今は普段のトレーニングなどからイブラヒモビッチ流を叩き込まれているのだろう。この経験は将来活きてくるはずだ。

とはいえ18歳のコロンボをイブラヒモビッチの後継者にするのは早すぎるか。イブラヒモビッチ退団後のチームをどう構成していくのか。開幕から無敗でセリエA首位に立つ今の状況でも、ミランは将来へ向けたプランを練っておかなければならない。

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