レアルに得点量産の匂いがしてきた ようやく揃った新たな“強力トリデンテ”

レアルの攻撃陣を支えるアザール(左)、ベンゼマ(中央)、アセンシオ(右) photo/Getty Images

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復帰のアザールもいきなり躍動

かつては破壊的な前線トリオ“BBC”を擁してゴールを量産していたレアル・マドリードだが、2020-21シーズンの彼はどうにも開幕からしばらく火力不足といった印象が拭えなかった。総得点数でリーグ上位にこそつけているものの、どこか物足りなさを感じてしまう。堅守を前面に押し出すスタイルへ移行しているとはいえ、この現状にどこか寂しさを覚えている人も少なくはないだろう。

しかし、ここにきて彼らの攻撃陣にようやく火がつく予感がしてきた。現地時間31日に行われたリーグ戦第8節のウエスカ戦で、レアルは実に昨季の第23節オサスナ戦(2月9日)以来となる公式戦での1試合4得点を達成。この試合では負傷から復帰したエデン・アザールがさっそく豪快なゴールを沈め、満足感あるゲームを演じることに成功している。

レアルとしては、今後もこういったペースで得点を積み重ねていきたいところだ。そんななか、スペイン『AS』は「アザールに加えて、カリム・ベンゼマ、マルコ・アセンシオが前線に揃う状況が続くならそれも可能」と主張する。
「アザール、ベンゼマ、アセンシオの3人がきちんと稼動することができれば、レアルのゴールラッシュは今後も続いていくだろう。ジダンもそれを望んでいるはずだ。加えてベンチにはヴィニシウスも控えている。3人全員とは言わないまでも、彼らのうち2人が健康ならばレアルの前線に問題はない。結成までに時間はかかったが、レアルのトリデンテが真の実力を発揮する日は近い」

たしかにこの3人が全員本来のポテンシャルを発揮できれば、BBC時代にも匹敵するゴールラッシュはまた何度も見ることができるか。昨季はベンゼマの孤軍奮闘感が強かったが、アザールとアセンシオの復帰で光明が見え始めたレアルの前線。役者が揃ったことで、白い巨人はここからギアを上げてくることとなりそうだ。

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