PSGでもプレイしたオランダ産攻撃型サイドバックは今どこに 明かした苦悩

PSGでプレイしていたファン・デル・ヴィール photo/Getty Images

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不安障害とパニックに苦しんでいると語る

オランダの名門アヤックスのユースで成長し、2007年にトップチームデビュー。その2年後にはオランダ代表でもデビューを果たすなど、順調すぎるキャリアを送ってきた右サイドバックがいた。

2012年からはパリ・サンジェルマンでもプレイしたDFグレゴリー・ファン・デル・ヴィールである。その攻撃的なスタイルを覚えている人も多いはずで、オランダ代表でも40試合以上をこなした名手だ。

しかし、最近はその名を聞く機会も少なくなった。ファン・デル・ヴィールがどこでプレイしているのか知らないサッカーファンも少なくないだろう。
ファン・デル・ヴィールは2016年よりトルコのフェネルバフチェへ移籍すると、そこから2017年にイタリアのカリアリ、2018年からはMLSのトロントと、1シーズンごとにクラブを転々とするキャリアを過ごしてきた。

そして今、ファン・デル・ヴィールは無所属となっている。しかも英『Daily Mail』によると、ファン・デル・ヴィールはパニックによる発作と不安障害に苦しめられてきたという。今はオランダのRKCワールワイクでトレーニングしているようで、復帰の時へ向けて準備を進めていると明かす。

「トロントでは素晴らしい年を過ごしたし、チームも街も人も愛していた。トロントに5、6年はいようかとも考えていた。だけどその後チームを去らないといけなくなった。そこからの毎日は何をすべきか分からなくなった。毎日起きて、トレーニングして、毎週試合をするルーティンや目標がなくなった。そしてその半年後にパニックが始まった」

「僕はピッチに戻ろうとトライしているし、それを手助けしてくれるクラブが見つかったのは幸運だ。RKCワールワイクは両手を広げて僕を歓迎してくれて、全てを手伝ってくれる。カムバックのために毎日懸命にトレーニングしているよ。何が起こるか分からないけど、助けてくれるRKCワールワイクの全員にとても感謝している」

ファン・デル・ヴィールはまだ32歳だ。まだまだ現役プレイヤーとして活躍することは可能だろう。今年の夏よりRKCワールワイクでのトレーニングは始まっているようで、またファン・デル・ヴィールが右サイドを駆け上がる姿を見たいものだ。

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