パルティとなら“魔法の左足”も活きたはず ガナーズで見てみたい夢のタッグ

アーセナルで苦しい時間を過ごすエジル photo/Getty Images

「彼さえいれば、エジルにも居場所が……」

今夏アーセナルがアトレティコ・マドリードから獲得したガーナ代表MFトーマス・パルティ。その移籍金は4500万ポンドにものぼったとされるが、同選手はここまでその金額に見合う活躍を披露していると言っていいだろう。

守備時におけるボール奪取やデュエルの強さもさることながら、攻撃時にも正確なパスや攻め上がりでチームへの貢献を果たすパルティ。まさに大車輪の活躍と言え、彼はアーセナルの中盤に安定感をもたらす存在となった。

そんなパルティがもう少し早く加入していれば、現在アーセナルで不遇のときを過ごすレフティーもこんな状況に追い込まれずに済んだのか。このガーナ代表MFと共にプレイすることができれば、メスト・エジルはチーム内での影響力を取り戻していたはずだとクラブOBのポール・マーソン氏は熱弁する。

「パルティの加入がもう少し早く決まっていれば、今のチームにエジルは組み込まれていたと思うよ。チェルシー対バーンリーの試合を見てそう思ったね。この試合でチェルシーは4バックを採用し、その前にフィルター役としてエンゴロ・カンテを配置していた。カンテは一人でうまく中盤の守備を安定させ、カイ・ハフェルツとメイソン・マウントにストレスなくプレイをさせていたよ。攻撃的な2人がほとんど後方に戻ることはなかった」

「それを見て、私は今のアーセナルなら同じことができたんじゃないかと思ったんだ。パルティはカンテの役割を完璧にこなすことができる。彼さえいれば、エジルには居場所があったはずだ。パルティがもう少し早く加入して、この安定感を見せつけていればと思わずにはいられないよ」

今季はすでに主要コンペティションにおける出場登録外となってしまったエジルだが、パルティとなら以前のようなパフォーマンスを披露することも可能だったか。現行契約が満了を迎える来夏をもって、アーセナル退団が噂されるエジル。今後“万能の中盤戦士”と“魔法の左足を持つ男”のタッグが実現することはないのか。一度パルティとエジルの共演を見てみたかったと思っている人も少なくないはずだが、はたして。

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