マンUを飛び出した20歳が放つ輝き 新天地で若きMFの才能が開花する[映像アリ]

今季はボアヴィスタでプレイしているゴメス photo/Getty Images

ポルトガルで大躍動

マンチェスター・ユナイテッドを離れた20歳の若き才能が、新天地でその才能を開花させつつある。U-20イングランド代表MFアンヘル・ゴメスがポルトガルで暴れ始めた。

今夏フリーでフランスのリールに加入し、2020-21シーズンはそのままポルトガルのボアヴィスタへとレンタルに出されているゴメス。そんな同選手は新たなクラブで出色のパフォーマンスを披露している。ボアヴィスタでのデビュー戦となったリーグ開幕節のナシオナル戦では早速挨拶がわりの3アシストを記録すると、第3節からは怪我での欠場2試合を挟み出場した3試合全てでゴールを記録。センターフォワード、トップ下、ウイングと試合ごとにポジションを移しながらも、ここまで5試合で3ゴール4アシストという素晴らしい成績を残している。

そんなゴメスの活躍には母国イングランドのメディアも大いに興奮しているようだ。英『talkSPORT』はポルトガルで鮮烈なパフォーマンスを披露する20歳の活躍に注目し、「元ユナイテッドのワンダーキッドは、新たな居場所で信じられないほどのフォームを維持している」とそのプレイぶりを絶賛。なかでも、同メディアが手放しで賛辞を送っているのは現地時間8日に行われたファレイレンセ戦でのゴールだ。

「ファレイレンセ戦にて挙げた独力での得点は、この若者のポテンシャルを表す素晴らしいゴールだった。一体なぜ、彼がわずか16歳でプレミアデビューを飾ることができたのか。その理由が詰まっている一連の流れだったと言っていい」

この試合に左ウイングとして先発出場したゴメスは44分、ハーフウェイライン付近で味方が落としたボールを拾ってドリブルを開始。一時は相手選手5人に囲まれることになったが、そのままドリブルでバイタルエリアに侵入し右足を振り抜く。すると、放たれたグラウンダーのシュートは、相手GKの伸ばした左手を掠めながらゴール右隅へと吸い込まれた。独力で状況を打開した素晴らしい一撃。試合には1-3で敗れたものの、データサイト『WhoScored』はゴメスにチームトップとなる評価点「7.2」を与えている。

マンUを飛び出し、出場機会を得ることでその才能が徐々に開花しつつあるゴメス。ここまで新たな挑戦は至極順調に進んでいると言っていいが、はたして彼はポルトガルでどこまでその評判を高めてくるのか。先日はレンタル元であるリールのルイス・カンポスSDも「上手くいけば欧州最高の才能の持ち主だと証明できるだろう」と彼のことを評していたが、その言葉が実現する日はそう遠くないかもしれない。


参照元:Twitter

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