バイエルンで8000万ユーロの価値示すとき W杯優勝DFが歓迎する競争

バイエルンのリュカ・エルナンデス photo/Getty Images

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昨季はフル稼働できず

バイエルンに8000万ユーロもの移籍金でやってきたDFは期待に応えられるだろうか。

今季こそはチームの主力としてフル稼働したいと意気込むのは、昨夏チームにやってきたフランス代表DFリュカ・エルナンデスだ。

エルナンデスはフランス代表の一員として2018ロシアワールドカップ制覇にも貢献した実力者で、バイエルンの最終ラインを束ねる存在になってほしい選手だ。
しかし昨季は怪我もあり、全コンペティション合わせて1119分のプレイに留まった。チームは3冠を獲得したが、エルナンデス個人としては不満の残るシーズンだったはずだ。

しかも昨季にはアルフォンソ・デイビスが左サイドバックとして大ブレイク。エルナンデスは左のサイドバックと左のセンターバックを担当することが多く、デイビスは全くタイプの異なる強烈なライバルだ。

仏『France Football』によると、エルナンデスも競争を歓迎している。競争に打ち勝つことで、さらに一歩選手として成長できると考えているからだ。

「クラブの信頼は常に感じていたよ。監督、チームメイトからもね。僕には選手として成長するために競争が必要なんだ。デイビスのスピード、テクニック、ポジショニングなど、彼は世界最高の左サイドバックだ」

今季終了後にはダビド・アラバの退団も噂されているため、エルナンデスは左のセンターバックに回ることもできる。しかし今季はひとまずデイビス、アラバとの戦いに勝利しなければならない。

8000万ユーロの価値を証明したいところだが、今季こそサポーターを納得させられるのか。ここまではUEFAスーパーカップ、DFLスーパーカップ合わせ881分間のプレイタイムを記録しており、今季ここまでは上々の滑り出しと言っていいはずだ。

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