679分間に8ゴールの強烈ライバル 南野拓実は“前線5番手”へ落ちたのか

南野のプレイタイムは増えず photo/Getty Images

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予想を超えるライバルの躍動

一時はFWロベルト・フィルミーノからポジションを奪えるのではないかとの期待もあったが、再びリヴァプール所属の日本代表FW南野拓実の立場が微妙なものとなってきている。

大きいのはウォルバーハンプトンから加入した23歳のFWディオゴ・ジョタの存在だ。まさかここまでブレイクすると開幕前に予想していた人は多くなかったはずだが、ジョタはリーグ戦とチャンピオンズリーグ合わせて早くも8得点を記録。国内カップ戦も合わせると今季のプレイタイムは679分間となっているが、この短い時間で8得点は見事と言うしかない。

対して南野は357分間で3得点1アシスト。この3得点はリーグ開幕前に行われた8月29日のコミュニティシールドのアーセナル戦(1得点)、9月24日に行われた国内カップのリンカーン・シティ戦(2得点)で挙げたものとなっており、リーグ戦とチャンピオンズリーグでは未だ得点がない。
やはりアタッカーにとって得点力は大きな強みとなり、指揮官ユルゲン・クロップがジョタの方を優先してしまうのも無理はない。現状の[4-3-3]システムで南野がジョタ、フィルミーノ、サラー、マネらとの争いに勝っていくのは難しいだろう。現時点ではこの4人より序列は下だ。

リヴァプール専門メディア『Liverpool.com』はこれまでも何度か提案されてきた[4-2-3-1]のシステムならば南野にもトップ下の位置でチャンスがあると考えているようだが、南野にチャンスはいつ巡ってくるのか。

3-0で勝利した22日のレスター・シティ戦も南野のプレイタイムは1分間だけだった。何とかクロップにアピールしたいところだが、序盤戦の段階ではジョタと大きく差がついてしまった。

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