南野拓実の獲得は正解だったのか リヴァプールでの“お試し期間”は終わりだ

南野と指揮官クロップ photo/Getty Images

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そろそろ結果が求められる時期

今冬にオーストリアのザルツブルクからリヴァプールへ移籍を果たした日本代表FW南野拓実をどう評価すべきなのか。

南野にとっては初の欧州5大リーグ挑戦であり、しかもリヴァプールに合流したのは昨季の途中からだ。シーズン途中に新チームへ合流するのは非常に難しい作業で、いきなり新しいチームのスタイルにフィットできるわけではない。南野がリヴァプールで活躍するまでには、多少の時間が必要と考えられていた。

しかし、いつまで我慢すべきなのか。昨季プレミアリーグで結果を残せなかったことは問題視されなかったが、今は11月も終わろうとしている。そろそろ加入から1年が近づいており、サポーターも結果を求め始める頃だろう。
8月に行われたアーセナルとのコミュニティシールドで1得点、9月に行われた国内カップ戦のリンカーン・シティ戦で2得点1アシストの結果を残すなど、ブレイクの兆しはあった。ところがリーグ戦とチャンピオンズリーグではなかなか出番が増えず、今はウォルバーハンプトンから加入したFWディオゴ・ジョタに序列争いでもリードを許している状況だ。

リヴァプールは南野を725万ポンドの移籍金で獲得しており、当初は見事なバーゲン補強と話題を呼んだ。しかし今の状況では、その725万ポンド分の活躍を見せているとは言えない。リヴァプール専門メディア『Liverpool.com』もここ最近の出場時間が短いことを気にかけていて、指揮官ユルゲン・クロップが南野を信頼しているのか疑っている。

移籍から1年が経過すれば、南野の獲得が正解だったのか本格的に議論がスタートするだろう。ここまでリーグ戦とチャンピオンズリーグで無得点であることを考えると、現段階で成功とは言い難い。この評価を覆すことはできるのか。南野のお試し期間はそろそろ終わりだ。

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