プレミアで最も得点を奪えるMFへ? 覚醒の時を迎えた20歳のテクニシャン

マンCのフォデン photo/Getty Images

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マンCの主役になるとき

期待の若手から一気にチームの攻撃を引っ張る主力選手へ。マンチェスター・シティで大きく立場が変わった者がいる。

ベテランMFダビド・シルバの退団に合わせて重要な存在となってきたのが、20歳のMFフィル・フォデンだ。ドルトムントへ活躍の場を求めた同世代のFWジェイドン・サンチョには少し遅れたが、フォデンもいよいよサッカー界の主役としてクラブと代表の両方で暴れる時を迎えている。

フォデンはチャンスメイカー色の強い左利きのテクニシャンだが、得点力も着実にアップしている。25日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節のオリンピアコス戦では決勝点を挙げてチームを勝利に導いており、今季はここまで全てのコンペティション合わせて12試合で4得点2アシストとまずまずの成績だ。
フォデンは2020年に入ってから全てのコンペティション合わせて10得点を挙げている。これはPKを除けば、プレミアリーグでプレイするMFの中では最多の数字だ。もはやフォデンは期待の若手ではなく、マンCを引っ張るべき主力だ。

特に現在のマンCは得点を奪うことに苦労しており、中盤でもMFケビン・デ・ブライネにチャンスメイクの負担が偏っているところがある。ダビド・シルバの退団もチームの攻撃に影響を与えており、フォデンがその穴を埋めてデ・ブライネの頼れる相棒とならなければならない。

その視界の先には来夏のEURO2020がある。マンCで安定したパフォーマンスを披露できれば、イングランド代表でもスタメン入りが見えてくるだろう。アストン・ヴィラのジャック・グリーリッシュ、レスター・シティのジェイムズ・マディソン、チェルシーのメイソン・マウントなどライバル候補は多いが、フォデンがこのまま得点力を伸ばせれば彼らにも負けることはないはずだ。

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