A・アーノルド、デ・ブライネをも超える精度? プレミアに驚異のフリーキッカーがいる

フリーキックを得意技とするジェイムズ・ウォード・プラウズ photo/Getty Images

今季も3本炸裂

今のプレミアリーグでNo.1フリーキッカーを選ぶなら誰になるだろうか。リヴァプールのトレント・アレクサンダー・アーノルド、マンチェスター・シティのケビン・デ・ブライネ、レスター・シティのジェイムズ・マディソンらは候補に挙がってくるだろう。特に最近はアーノルドのフリーキック精度が大きな話題を集めてきた。

しかし、成功率で見ると3人を上回る選手がいる。今回注目したいのはサウサンプトンでプレイする26歳のMFジェイムズ・ウォード・プラウズだ。

ジェイムズ・ウォード・プラウズは世界的に有名なキッカーとは言えないかもしれないが、2017年以降のデータでは19.5%と高いフリーキック成功率を残している。蹴っている本数によって違いはあるものの、この数字はマディソン(12.9%)、アーノルド(10%)、デ・ブライネ(5.3%)を上回る。

ジェイムズ・ウォード・プラウズは2017年から計41本のフリーキックを蹴って8得点。特に今季はその精度が目立っており、先日のマンチェスター・ユナイテッド戦でもダビド・デ・ヘア相手にゴール左隅へ見事な一撃を決めた。

さらに今季は第7節のアストン・ヴィラ戦でも1試合で2本フリーキックを決めている。いずれもゴール左隅へ決めたものだったが、かなりスピードの速いボールだった。ワールドクラスのGKでもあれを止めるのは難しいだろう。

ジェイムズ・ウォード・プラウズはイングランド代表にも選ばれており、このままサウサンプトンで好調を維持すれば来夏のEURO2020を戦う代表メンバーに入れるかもしれない。イングランド代表では前述したアーノルド、マディソンらもキッカー候補となるが、リーグ戦での実績を考えるとジェイムズ・ウォード・プラウズをキッカーに固定してしまうのも面白い。

サウサンプトンは中堅クラブだが、そこで猛アピールを続ける名手ジェイムズ・ウォード・プラウズのフリーキックは一見の価値ありだ。

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